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新装版「エンタメ」の夜明け(馬場康夫・著)

なぜ、読んだ本を公開するのか

毎週日曜日7時~『ビジョナリー読書クラブ』というオンライン読書会に参加しています。そこでは、読んだ本の一部を引用し、自分の気付きを伝え、最後に何をするのかを宣言します。

いつも発表するときに、引用箇所を入力したり、Kindleでコピペしたりするのですが、それを消すのってもったいない。

あ!noteに残しておけば一石二鳥。
ということで、発表内容をまとめた記事を書き続けています。

お試し参加もできるので、興味のある方はぜひ!
読書が苦手な方も、きっと好きになりますよ。

ビジョナリー読書クラブのお試し参加の詳細はこちら。


今回読んだ本はこちら。

今回も、恒例のKindle Unlimitedでたくさん読みました。そのなかで良かったのがこの一冊。毎月10冊くらいは、Kindle Unlimitedで読んでいますが、本当に最近は良書も多いですね。ありがたいです!


【引用その1】オリエンタルランド!?

榎本が見た革張りの計画書をディズニーに送ったのは、正確にいえば三井本体ではなく、三井不動産の関連会社のオリエンタルランドである。そしてオリエンタルランドでその計画書を作成したのが、当時、同社に電通から常務として出向していた堀貞一郎であった。オリエンタルランドは、1960年、三井不動産、京成電鉄などが浦安沖埋め立てなどのために設立した会社である。 同社は、千葉県が県の予算で行うべき263万坪の埋め立て工事を請け負い、その結果、115万坪の土地を破格の安値で払い下げてもらうことになった。ただ、工事の認可にあたって、埋め立てた土地に県民の雇用と福利に寄与する遊園地を造るという条件があった。その条件を満たすため、オリエンタルランドはさまざまな可能性を検討し、最終的にはディズニーランドを誘致するのがいちばん、ということになった。

ディズニーランドを日本に持ってきた堀貞一郎の話を起点として、その周辺が描かれています。

まず驚いたのが、オリエンタルランドって、ディズニーランドを作るために設立されたのだと思ったら、そうではない!その地域を埋め立て、どのように使うかを考えて行く開発会社だった。自分の認識違いを痛感させられました。

さらに、堀さんの情熱で動いていったのかと思えば、師匠の小谷さんの力も大きかったのですね。小谷さんの物語も本当に面白かった。

さらに、電通から出向って……電通は、この頃から凄い力を持っていたのですね。

登場人物には、井上靖さん、正力松太郎さん、小林一三さん、力道山さん、などが名を連ねます。こうして、みんながつながっていたんだなぁ~と言うのも本当に発見でした。


【引用その2】声も凄かった

東京ディズニーランドが『ホーンテッドマンション』の主人役の声をオーディションで選んだとき、名のある俳優が何人も参加した中で、ディズニーの遊園地担当副社長ディック・ヌニスが「この声だ!」と選んだのは、どの俳優の声でもなく、堀が吹き込んだインストラクション用テープだった。  ホーンテッドマンションの入り口の、例の天井が伸びる部屋では、「部屋が伸びているのか、それとも諸君が縮んでいるのか」という堀の名調子が、今でも毎日天井から響いている。

私もこのアトラクションが好きで、子供の頃(30年くらい前?)にいったことがあります。こうしてプロデューサーの声が使われていたという裏話も面白い。

情熱、運、いろんなことがつながっているんですね。


【引用その3】課題解決の決定版

堀貞一郎は、交通事故死の3割を横断中の歩行者が占めていることに着目し、 「手をあげて 横断歩道を 渡ろうよ」  という七五調の標語を考え出して、町中に掲出した。

この事実にも驚きました。

課題:交通事故死が多い

どんな場面が多いかを調べて、適切なアプローチを考える。もちろん、コストをかけずに、多くに浸透するものは何かという論法だったのでしょう。そして、出てきた答えがこの5・7・5調のこのフレーズ。

これでどのくらいの命が救われたのか……。

本当の課題解決って、こういうことを言うのかもしれません。
本当にビックリさせられました。


まとめ&宣言

いろんな人たちが裏でつながって、時代が作られてきています。その歴史の裏をもっと知って、全体像を理解する。さらに自分がその登場人物になれるように、情熱を持って繋がりを作っていきたいと思えました。



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