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妙な概念は無視をする

昨日は、宣伝会議主催『メールマーケティング実践講座』でした。

最近、MA(マーケティングオートメーション)の質問が必ず出ます。ただ……MAという新しそうに見えるツールは気にする必要がないと思います。

やりたいことがあって、それに合致するものを探したら、たまたまMAというツールだった。それがベストです。

「MAを使わないと時代に乗り遅れますよ」
「MAが課題を解決します」

これは売る側の話です。

正直、MAを使いこなしている人に今まで一度も出会ったことがありません。もしいたら、色々と教えてほしいくらいです。私も自社にも取り入れてみたいです。

MAという言葉もそうですが……新しい言葉を聞くと、人は興味を持ちます。

「知らない言葉が出てきた。知らないとヤバイ」
「新しい成功法則かな?」
「これが私を助けてくれるはずだ」

こんな感じで、きっかけはそれぞれですが、多くの人が興味を持つように思います。

新しい概念や造語が生まれたらそれをメディアが取り上げます。

すると、みんなが飛びついて拡散する。

今年の1月くらいから「Clubhouse」が一気に流行りましたよね。
まだ人気は続いていますが、落ち着いたように思います。

今までは、iPhoneだけでしたがAndroid版も先週くらいから
ダウンロードできるようになったみたいです。

そういえば、Twitterも音声配信ができる
「スペース」がスタートしましたよね。

https://help.twitter.com/ja/using-twitter/spaces

まだそこまでは利用者を見かけないような気がします。


メルマガを毎日発行していますが、それを捨ててまで、そのようなツールに飛びつく必要があるか。正直、ある程度継続している人は様子を見ていればOK。必要なタイミングで参入すれば良いでしょう。


で……話を戻します。

人は、新しいものに興味を持ちます。
知らないということが不安なので、飛びつく人も多いです。

それは、ツールでもそうですし、概念でもそうです。

『ウェブ2.0』をはじめとした「○○x.0」っていうのもその一つ。

『ウェブ2.0』『ウェブ3.0』……今はいくつだ?(笑)

当時、世の中が変わるのか?というくらい一斉に、この言葉が使われていました。ウェブが、一方的な情報発信だったのが、双方向の情報発信になった。さらに動画が使われるようになって、一般の人も動画を配信するようになった。いろんな流れがありますが、すべてをくくる言葉を使うと誤解が生まれるように思います。

パッケージ化された言葉を使うことによって、みんなの誤解が強くなりそう。

(実際は新しくない)新しく見える概念を造語とともに伝えて「これからは●●の時代だ!」っていうのを見かけます。

そうして、ユーザーを迷わせる人もいますが、相手が分かる言葉で簡単に説明するのがベスト。冒頭に書いた「MAツール」というのもこう書くとわかりにくいように思います。

ただ昔からこれに近いようなものがありました。

あるいは、「カスタマージャーニー」もそうです。

昔から、同じようなことを考えている人はいましたし、当たり前のようにやられていたと思います。


「インサイドセールス」っていうのも分かりにくいですよね。

よく考えたら、前の会社で20年くらい前に、私がやりたいと上司に話したものでした。古いようで新しい……。

新しい概念としてパッケージ化した人が目立つ。これってセールスのためのパッケージ化で本質的ではないような気がします。

そう思うのは私だけでしょうか……。


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