コロナ禍での音楽活動は??

#コロナ #オーケストラ #合唱

コロナに対する基本的な考え方はひとつ前の投稿をご覧いただいて、そのうえで、表題の対策は以下のようなところでしょうか??

全体に、すべての人が感染者である可能性を意識して、自らが広げない、もらわないという方針で、特に口、鼻、目という粘膜面への付着について細心の注意を払うことで、かなりの防御ができるはずです。県を超えない、家にこもるというのは、不用意に普段の生活圏の外でウイルスを広げないための象徴的な方便にすぎません。真に遮断すべきは感染経路であって、移動そのものではないのです。逆に移動規制が緩んでも、上記の一連の心がけは必要です。大きめの飛沫についてのポイントは、声の大きさ(笑い?)×対話時間/対面の距離で、2mという数字に惑わされたり、安心したりするのは正しくありません。長時間の会話の途中で大声で笑う、マスクがずれてウイルスをもらう、広げるなどの可能性があることを忘れないようにしましょう。
オーケストラの場合の正解はまだ誰も知りません。でも、多少深呼吸状態になっているとはいえ、しゃべっていない、歌っていない状態で大量のウイルスを拡散している可能性は低いです。管楽器の場合も、多少のエアロゾルはベルから出ているにしても、ほぼ湿度100%の管内では、大部分のウイルスは水滴にトラップされて床に落ちている可能性が高く、あまり神経質になる必要はないと思われます。しかし、エアロゾル感染防御のためにエアコンの空気の流路のチェック、30分程度の間隔でのステージの換気、舞台から客席への気流の排除、などは必要だと思います。客席の換気も30分毎にして、火災の際の排煙システムなどの活用ができるといいですね。
合唱の場合は飛沫の拡散が格段に多いので、顔を完全に覆ってむれない、優れたフェイスシールドが実用化されることが理想です。現状ではなるべく大きめのフェイスシールドで下あごまで覆うことが必要でしょう。マスクをして歌うのは不可能でしょうから、飛沫をできるだけトラップするために、フェイスシールドの内側にペーパータオルを張ったりするのがよいかもしれません。もちろんエアロゾルを考慮して、換気は15分程度で高頻度に行う必要があります。人の配置は、室内の気流を考慮して、各自がそれと同じ方向に向いて並べば、前の人の背中に飛沫が飛ぶので、大きめの飛沫は衣服と髪の汚染だけで済むことになります。つまり、横は1mほどの間隔でもよい可能性があります。
全体として、ウイルス排出量予測とエアロゾルの流れの予測が重要です。

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