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ナレーター売り込み現在位置「AIDMA」の解説❷ Step4【爪痕】〜Step5【トリガー】まで

前話は下記です


Step4. Memory.【爪痕】「後日必ず使いたい!」と心を刺したい。

(当てはまるナレーターの状況)

私は前段階のStep3までは到達できているかと思います。ニーズにもそこそこ応えられていますし、顧客に対して少しではありますが提案も頑張っています。その成果で、タイミングがあえばお声がけしてもらえています。

でも、やはり「待ち」ではあるんです。

そこでさらに積極的にセールスを増やすため
「今すぐは呼べないけど後日"必ず"使いたい」と、売り込み相手の心に刻むところまで行きたいです。

そう思わせるために必要なことが何かはまだはっきりしていません。
声の良さか、プレイのクオリティの高さか、大胆にエッジにたったプレイか、なんだかはまだわからないけど、攻めていき爪痕さえ残せれば、すぐに声が掛からなかったとしても今回の売り込み作戦は99パーセント完了と言っても過言ではありません。


打ち合わせ前にあなたがやっておくと良いのは?

おすすめは「どんな人たち向けてのサンプルか」というメッセージを絞ることです。例えば報道スタッフのために報道に特化したサンプルを作る、などです。

さらに余裕があるようなら「同じようにみえる他ナレーターと何が違うのか」がメッセージできるプレイや原稿にしましょう。ここまでできれば完璧です。

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Step4はゴールが広いです。

ソフトモードの場合なら「新鮮ささえ届けばOK」があります(Step3と似ているけど違う点は”サンプルを売り込み相手に完全にカスタマイズしきれている”ということです)

ハードモードの場合なら「めっちゃ使いたい」と思ってもらうことです。Step5に近いぐらい提案が必要です。

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売り込み相手を絞る

多くの人が悩みやすいのが「売り込み相手を絞るのが難しい」です。

ですが絞れるのであればできる限り絞ることをおすすめはします。理想を言えば、どの会社のどなたなのかその顔を思い浮かべられるくらいまでです。

なぜかというと、例えば「報道向けのサンプルなんだな」ってことがわかりさえすれば、別の売り込み先(報道畑じゃない顧客など)がサンプルを聞いた時も、あなたが何を訴えているのかはわかるからです。

サンプルだけでなく、HPやその他売り込み全般に「誰が誰に何を言っているか」を明確にしていきましょう

こんな風にイメージしてみるとわかりやすいかもしれません

渋谷スクランブル交差点など雑踏の中で「ねー!ねー!」と叫んでも、通行人は自分に関係ないから素通りすると思います。というか誰に向かって何をしようとしてるのかがわからないから、通行人は恐怖を感じて、逃げていくでしょう。

そこで「男性の方!」と叫べば、何人かの男性は少なくともあなたを見てくれるかもしれません。「男性で!テンガロンハットで!黒革ベストの方!」くらいまで叫ぶことができれば、呼ばれた本人がつい「え?私を呼んでる?!」とあなたを振り向く可能性が上がると思います。

また、呼ばれた本人以外の通行人の中には、あなたの代わりに”あそこで呼んでるみたいですよ”と呼び止めてくれるサポーターも出てくれるかもしれません。

絞るのが怖いのは第1フェーズだけ。第2フェーズから選択肢増える

ターゲット絞ることは、絞ったそのターンでは可能性が狭まると感じるかもしれません。でも「その後のターン」で格段に可能性が広がっていきます。絞ることでしか生まれない選択肢がたくさん生まれているからです。

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難しいけれどターゲットを絞る。
そうすることで、Day1打ち合わせ当日あなたとごりっぱの話題は「売り込み相手があなたを脳内のどの記憶フォルダに入れるか」「どう新しいフォルダを作ってもらえそうか」など、具体的な戦略を描くことができます。
同じ原稿同じプレイでも、1行づつ「なぜそうするのか」を説明できることになります。

あなたとごりっぱは、共通言語を持って収録に臨めるので、例えばちょっとした語尾の上げ下げについても、ごりっぱはより高度なディレクションを。あなたは高い解像度を持ってプレイに集中できると思います。精度ブチ上がりです。

プレイや原稿など、あなたの気持ちだけでなく、相手に届くよう根拠を作る。そうやってきちんと爪痕をサンプルに刻みましょう。

▼「<Q.2>どういう作りのサンプル?」の推薦スタイル▼

【ジャンル絞り】ジャンルを絞ったもの

▼「<Q.7>こっそり入れ込む裏テーマあったりする?」の推薦スタイル

【ブランディング】ついでに自己紹介//自分の売り/などもメッセージ【コンセプト】有名アニメなどをモチーフにするなど
【大勝負】できないはもはや関係ない。相手にされなかったり、忘れられたりしてたまるか。


Step5. Action.【トリガー】『提出後、数日から半年でオーダーが来てもおかしくない』そんな最後の一押しの段階。

(当てはまるナレーターの状況)

私のこれまでの実績や営業活動で、客観的にみても[計画Step1〜4]は済んでいると考えられます。

そこで、いよいよ、売り込み相手に今回のサンプルを聞いてさえもらえれば、数日〜半年の間にオーダーが来てもおかしくないレベルの『最後の一押し』に取り掛かりたいです

Day1打ち合わせまでには「どんな流れを経て私にオファーが来るか?」をリアリティを持って、ある程度想定しておきます。

打ち合わせ前にあなたがやっておくと良いのは?

最後の一押し(トリガー)を考えることはStep1~4とは文脈が異なってきます。

あなたのナレーションは当然良い(うまい下手という意味ではなく"使いたい")レベルのもののはずです。その上、競合の他ナレーターも最前線の売れっ子やプロフェッショナブルばかり。売り込み先の頭の中は「どのナレーターを選んでも悪くなることはないし、それぞれに良い結果が想定できる」という状況のはずです。

このステージまでくると、サンプルの原稿/構成/読みの違い/などのクオリティの高さは当たり前のことに過ぎず、選ぶ理由とは直接的なつながりはなくなってくるのかもしれません。

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そこで相手を、つい笑わす/つい泣かす/つい真似したくならせる/など、『一本を取れるかどうか』にかかってくるかと思います。

乱暴な言い方をすると一本とは「ただの雰囲気/空気」なのかもしれません。この空気で、売り込み相手に「私を使うことでどんな風にハッピーになると信じさせられるかどうか」なのだと思います。

Step4のように待つのではなく”今まさに”誰かを動かそうというのですから、最重要課題はあなたの強い意志、それのみです。

それは読みのクオリティかもしれません。漂う雰囲気(センス/覚悟/信頼/逆に無防備すぎてオモロい/など)かもしれません。売り込みプランの精密さかもしれません。圧倒的な情熱かもしれません。ただのラッキーかもしれません。
どれか一つでもフォーカスしきることが肝心です。そしてそれを「キャッチフレーズ」「キラープレイ」などに落とし込み、文字通り買い手の心をキャッチできるか、ごりっぱも一緒に考えていきます。

ですが、ごりっぱに全任せ、ではいけません。

まずはあなた自身が、売り込み相手に、”なぜ今私を選んだ方が良いか”を説得しようとする情熱を伝えなければなりません。

説得の根拠となりえるプレイ/原稿選び/キャッチフレーズ/宣材写真との連動/HPやSNSとの連動/などなど、先方に"あなたを選ぶとハッピーになる”と伝えるための客観的なデータや資料や、売り込みプランのキモになるアイディア(極端なことをいうと次回割引券とかで良いのです)などを考えてみてください。
正解かどうかは気にしなくて大丈夫です。あなたなりで構いません。最初の一歩目はあなたのパワーなしにはトリガーにまで育てることができないのです。

そうした「なにか」を箇条書きメモでかまいませんので書いてみてください。まずはあなたの強い意志を形で伝えてみようとするところから始めましょう。

大丈夫です。ごりっぱが全力でサポートします。さあ、売れましょう。

▼「<Q.2>どういう作りのサンプル?」の推薦スタイル▼

【ジャンル絞り】ジャンルを絞ったもの

▼「<Q.7>こっそり入れ込む裏テーマあったりする?」の推薦スタイル

【ブランディング】ついでに自己紹介//自分の売り/などもメッセージ
【コンセプト】有名アニメなどをモチーフにするなど
【大勝負】できないはもはや関係ない。相手にされなかったり、忘れられたりしてたまるか。



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