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戦っていれば、負けない。
年を重ねると、大なり小なりバランス感覚が磨かれていきます。
人間関係も円滑になり、仕事のスピードも加速し、組織を強固にする得難い人材となっていきます。
ただ、ただですよ。
時に、いやよくある事ですが。
その道筋が見えたときに、停滞感を感じるのはナゼでしょう?
停滞感はやがて倦怠感、終には吐き気さえ起こってきます。
『不良少年とキリスト』坂口安吾 著 を読んで、その解決策が少し見えた気がします。
本書は、作家 太宰治の自死を受けて太宰の本性はこうだ。世間はまだ理解していないといった、分析の体をとっていますが、激しい口語文体から、バランスを崩したココロの整理・安定化のために書かれたように感じます。
そんな極めて冷静になろうとする姿勢から、文の再後半で「戦い」が語られます。
戦っていれば、負けないのです。
決して、勝てないのです。
人間は、決して、勝ちません。ただ、負けないのだ。
誰に、何者に、勝つつもりなんだ。
「戦い」続ける事で、ただ負けない。
吐き気が治まってきます。
久しく忘れていた過剰なまでの提示、言わば、数の論理、最終的に3歩進んで2歩下がる感覚。
バランスも大事ですが、先進性という牙が必要です。
それを身に纏うには、数です。圧倒的な数の弾を色んな角度で撃ち続ければ、扉は開きます。開いてきました。
戦い続けて、撃ち続けて決して負けません。
それが自分の「戦い」です。
*(坂口安吾を教えてくれた格闘家 青木真也選手に感謝です。)
追伸:
この記事の前身を書いて、1年が経ちます。
停滞感を払拭しようと、誤字もそのまま勢いで書いた事に
「ちょっと落ち着けよ」と言いたくなり、表現も変えました。
自分の一生、戦い続けて負けない、は今も変わりませんが、
老いが遠くに、だが確実に見えた時、
自分の解決策、行動の初動をつかさどるモノは何か?
少し見えたので、次回はそれを書こうと思います。
それでは!
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