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動画にクイズを追加する Edpuzzle
8/24 に開催されていた GEG Chiba City と GEG Kashiwa による合同イベント「Welcome to edpuzzle」に参加しました。
Edpuzzle とは?
Edpuzzle は、YouTube などの動画にクイズや説明を追加できるサービスです。
ざっくりと説明するならば、以下のような感じで、一般公開されている YouTube の動画を使って、動画教材を作成できます。
動画に、クイズ・質問や説明を追加したオリジナルの教材を作成できる。
使用できる動画は、自身で撮影した動画はもちろん、YouTube で公開されている動画も利用可能。
動画をトリミングして一部分だけを利用できる。
追加できる質問は、選択式だけであれば自動採点が行われる。
選択式以外にも自由記述や、音声による回答も可能。質問だけでなく、説明も追加できる。
説明には、画像やリンクも設定可能!採点の結果などは Google Classroom などの LMS とも連携可能。
動画のスキップなどを禁止できるので、動画を見ずに質問だけに回答する行為を抑制できる。
![](https://assets.st-note.com/img/1661591909040-TXhXkqj1nT.png)
具体的なイメージ
具体的なイメージについては、辻先生(Google for Education 認定トレーナー&コーチ、千葉県の公立中学校の先生)が公開しておられる解説動画を見るとイメージしやすいと思います。
↑ の解説動画も含めて、一連の解説動画が ↓ の再生リストにまとめられているので、あわせて視聴するといいでしょう。
Edupazzle について学ぶには?
残念なことに、Edupazzle は現時点で日本語化されていません。設定画面で選択できる言語には、「英語」「スペイン語」「ポルトガル語」「インドネシア語」の 4つが用意されているだけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1661593648970-DOPBiQNw83.png?width=800)
はじめのユーザー設定などで文章が表示されているような部分は、Web ブラウザの翻訳機能を利用すれば何とかなるでしょうし、それ以降の利用時には難しい単語が表示されるわけではないので、英語表示のまま使った方がスムーズかもしれません。
日本語で学ぶ
前述の辻先生の再生リスト(YouTube チャンネル「GIGA Skill Salon チャンネル」)に登録されている動画を順番に見ていくと、簡単な使い方については理解できると思います。
この他には、YouTube チャンネル「阿部公彦」で公開されている ↓ の動画も、一連の流れがわかりやすいと思います。
公式な学習コンテンツ
Edpuzzle 側が公式に提供しているコンテンツとしては… 冒頭のイベントの中で、以下のページが案内されていました。どれも英語で提供されています。
実際に Edupazzle を使って、Edupazzle について学ぶコンテンツが提供されています。限定公開で YouTube にアップロードされた動画に、質問や説明が付してある感じです。
日本国内であれば、
に取り組めば、Edpuzzle の理解が進むと思います。それぞれのコースに最後まで取り組めば、以下のように「修了証明書(PDF)」と「専用バッジ(PNG)」などが得られます。
![](https://assets.st-note.com/img/1661593044143-ZlMz6VedJU.png)
面白そうだったので、以下のように 3つ取り組んでみました。
![](https://assets.st-note.com/img/1661592863230-313LECAnVe.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1661592851303-DzAa38gp8t.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1661592834319-tpx2DAfYq6.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1661593205348-x3XBqIwzxB.png?width=800)
注意すべき点は、
ほとんどのコンテンツが英語が理解できる人向けに作成されている。
音声によるナレーションはなく、動画の中に字幕で説明が埋め込まれているので、YouTube の翻訳機能が利用できない。
というところでしょう。これまでの同様な英語によるコンテンツは、英語の音声でナレーションが収録されていたので、YouTube が自動生成する字幕を、日本語に翻訳させることで対応できていたのですが、今回の英語によるコンテンツはちょっと辛かったかも? 試していませんが、スマートフォンを片手にGoogle Lens でリアルタイム翻訳させるのも手かもしれませんね。
とは言え、上記のように 3つのコースを修了できたのは、そんなに難易度が高くなかったからです。冒頭のイベントに参加して、ハンズオンで Edupazzle を利用したことがあれば、「Edpuzzle Level 2」までは難しいものではないと思います。 ※動画をスキップできないので、時間はかかります。
上記のような理由から「Edpuzzle Coach」や「Edpuzzle Google Tools Course」といったコースも用意されていたのですが、「Edpuzzle Level 2」までで一区切りとしました。
追記:2022/09/04
あまり外出できる状況でもないので、「Edpuzzle Coach」や「Edpuzzle Google Tools Course」の 2つにチャレンジしました。いずれも難しい内容ではなく、英語への抵抗感がなければパスできると思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1662287130597-gbBcwD2wP6.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1662287312224-XR93RDrBdT.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1662287323801-uSi4j7uKMa.png?width=800)
気になること…
怖い書き出しになっていますが…
Edupazzle の「Edpuzzle Help Center」の先生向けのヘルプ記事の中に、「Obtaining parental consent (templates included)」というものがありました。Edupazzle を利用するのなら、「保護者に同意を取りましょう!」といった内容がまとめられています。
![](https://assets.st-note.com/img/1661596643645-igab2sdlz3.png?width=800)
ここに書かれている内容が興味深く、日本国内ではこういった部分がおざなりになっているように感じます。
Google Workspace for Education や Office 365 Education だけを利用するのではなく、他のサービスを併用していくのであれば、こういった部分についてもきちんと整理して押さえておくべきなんだろうな、と思います。
厳密には、Google Workspace for Education や Office 365 Education だけを利用しているつもりでも、追加のサービスを利用しているケースもある。
このような同意を得なければならないのは、Edupazzle に限った話ではない。Edupazzle 以外のサービスを利用する場合も同様の手続きが必要なはず。
「個人を特定できる情報 (PII:personally identifiable information)」の取り扱いや、そもそもこういったクラウドサービスに PII に限らず、データを保存することの是非について、先生たちが安心して利用できる状況を整備すべき!
最後は少し脱線して、Edupazzle に限らない話になっていますが、大事なことだと思うのでこのままにしておきます…
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