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毎年、人生で一番良い年だったと言いたい

今回は2020年を振り返る。

今年はコロナが起きて誰一人が予想できない未来になったと思う。

私自身はコロナで仕事を三ヶ月休んだ。しかしここまで休めるのは一生に一度だと思い、そこそこ楽しんだ。周りでは鬱になりかけたと聞いた。でも私は全くそんなことはなかった。それは5月に彼女と同棲し、話す相手がいたのも大きい。このタイミングで同棲するかは悩んだがこの12月31日に振り返ってみても間違っていなかったと思う。得ることのほうが大きかった。彼女から同棲する中で指摘されたことは今までの自分が知っていても、目を背けたり、後回しにしてきたことを思いっきり、突きつけられたからだ。「自分のことしか考えていない」そんなことを彼女に言われた。全くそのとおりだった。相手のことを考えているようで結局は自分の為だった。自分の為であることは間違えではない。しかし相手のことも考えるのと考えていないのではまったく違うと思う。「姿勢」が違うのだ。ボールを投げて150km出せても投球フォームが悪い姿勢で投げ続ければ、故障につながる。きちんと自分自身と向き合い、自分の投球フォームを見直すためにビデオで撮り見たり、コーチの言葉を素直に受け止めたり研究し改良し続けてきれいなフォームで150kmが投げれる。そんな姿勢が正しく良いと思う。今までは相手の言葉を聞きつつ、とりあえずその場はYESと言うだけで結局は自分が正しいと思うことをし、相手の言ったことを全ては取り入れていなかった。

そんなときに今年一番影響を受けたのが佐渡島庸平さんのYOUTUBEやnoteだ。私は映画やテレビの仕事をしている。佐渡島さんは漫画の編集をしている。佐渡島さんは漫画の作劇術をYOUTUBEやnoteでも話している。映画やテレビの作劇術も漫画と似ている。結局は「物語」だからだ。佐渡島さんからは「感情を描く」ということを多く学んだ。「面白い映画とは物語の構成や展開が面白いのではなく、その登場人物の人間性が面白いから、映画が面白い」この言葉は脚本家の先生からよく言われる言葉だ。「感情を描く」と「面白い人間を描く」というのは同じことだ。「感情を上手く描くことで人物が面白く魅力的に描け面白い映画になる」ということだと思う。今のタイミングで佐渡島さんの言葉は自分に深く心に響いた。あまりにYOUTUBEで毎日佐渡島さんの動画を見ているから彼女から「佐渡島さんは私のライバルね」と皮肉めいて言われた。ちょうどコロナの時期で5月くらいから佐渡島さんのYOUTUBE・noteを見て、今ではまた一歩進んだ展開になった。自分自身もその展開は自分から動いたことで起きたことだが、驚いている。それはまた話せるようになったらnoteでも書きたい。周りから見たら大したことではないと言われる。しかし私にとっては偉大な一歩なのだから。

もう一つ自分にとって大きなことはストレングスコーチングを始めたこと。これも佐渡島さんの影響だ。どんだけ佐渡島さん信者なんだと言われるかもしれない。そう言われてもおかしくない。だからやってみて合わなかったら、コーチングなんてやめればいいと思った。だからやらない後悔より、やって後悔すればいいと。やってみてこれはやれる限りずっとやっていこうと思っている。自分の思考をコーチと深めるために話す。たったそれだけで思考の海に深く潜ることができるのはとても自分にとって良いことだった。自分がやりたい事、自分の課題など普段ごくたまに頭の中だけで考えていることが相手に伝える、話すことでさらに解像度が上がる。この「発見」はすごく自分にとって大きかった。コミュニケーションをとることをめんどくさいと思って生きてきて、ある時からその課題とちゃんと向き合おうと思ってきた。その一つの答えみたいなのがコーチングをする中で見える気がした。今もこのnoteで文章を書くなかで自分自身の理解が深まっている。相手に伝えるために「書く」「話す」は自分にとって「表現すること」と「自分」と向き合うことだと思った。

コロナで大変な一年だとテレビでよく聞く。でもコロナで大変だったとしても、私は人生で楽しい一年だった。毎年が人生で楽しい一年だったと言えるよう更新できるように来年もしたい。

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