すてきな大人になる

“素敵な大人になってね”

この言葉はわたしが成人の日を迎えたときに姉が書いてくれたイラストに添えられていたもの。時折この言葉と姉の顔がふと頭に思い浮かびます。

大人ってどんな人だろうと、大人が嫌いになった中学生のときから思い描き続けて早20年!成人してからも12年。。小学校を卒業するくらい大きくなりました。もう立派な大人なのだけど、でも子どもの無邪気さはいつでも持ち合わせていたい。

わたしがどんな人にあこがれるのかなと思い浮かべてみると、ふと贈られてきたものに手紙を添えらえる人、しかも封筒や便せんがかわいかったり、はがきが素敵な人が多くて。しかも贈ってきてくれたものが私の好きなものだったりする。見てないようで見てて、知らないようで知ってくれてる感じ。基本的に人懐っこい犬のようでいて、縛り付けられるのが嫌いなあまのじゃくな私はしっぽを振って喜びます。(笑)

そして好きなものを好きって言える人。加えて、その人のことを思って怒ったり道を正せる人。

ありがたいことに今まで学んできたことをトレーナーの皆さんに伝えるという仕事もしています。参加してくださる方は自分のクライアントさんをよくしたい、とか、体のまなびを深めて教えにつなげたいという方ばかり。私が発信したことをキャッチして理解してくれた時の表情の変化とか、目の奥で電球が光ったみたいな瞬間に出会うことがたくさんあります。

知らないことを知り、楽しめる方はいつまでも瑞々しくて、すごく懐が広い。なにか困ったときに相談すると、プラスアルファで安心させてくれる。

そんな仕事を通じた素敵な大人の方々と、大学時代のともだち。

基本的にくだらないことの話が中心。いい歳になっても会って話せばうるさいし、下ネタが飛び交うので、だいたい幹事のわたしは個室でおいしそうなごはんのお店を探します。(笑)話してることの八割五分はすごくくだらないのに、資格を取るためにお互いが協力しないといけない授業が多い私たちはすごくお互いのことを知り得ていて、本気で怒ってくれたり、心配してくれたり、涙ぐみながら喜んでくれたりする。

このコロナの問題で、鍼灸師になりたての友人は就職先を考え直すことに。彼女とあーでもないとか、こういう制度があるよ、とか。お互いのできることをzoomで交換したりとか。この時間がなければなかったかもしれない時間に前向きさをもらっています。

そんな大人である先輩方や友人、同志がいることを誇りに思うし、その人たちを大切にできる自分でいたいと思います。そしてわたしも自分の中の楽しいを大切にしたいし、楽しみ続けていきたい。それが今おもう、わたしのすてきな大人。

もうすぐ一つ歳を重ねるけど、またすてきな大人に近づけるといいなぁー。

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