頭に聴診器をあてられなくてよかった
統合失調症って、精神疾患のなかでも、妄想や幻覚とか謎なことが大きくて、ほんとうに目に見えなすぎて分からないからこそ、奇妙きてれつで不憫な患者像が作られてしまった最たるものの一つなんじゃないかなあと、当事者になってますます思うようになって、複雑な気持ちになるのです。
精神科医の大御所的存在(といわれている)に中井久夫さんという方がいるのですが、中井さんには「頭の中から声がするんです」と訴える患者の頭に聴診器をあてて診察した、という有名エピソードが残されているそうです。
残さ