ともはる先生

神奈川県の放デイと小学校で勤務。発達障害(ASD、ADHD)当事者。専門は特別支援教育…

ともはる先生

神奈川県の放デイと小学校で勤務。発達障害(ASD、ADHD)当事者。専門は特別支援教育。現場経験、当事者経験、特別支援を専門で学んだ経験という3つの経験を元に教育・療育実践を発信中。一般社団法人こども発達支援研究会理事/放デイ/小学校教師/LD学会/授業UD学会/

最近の記事

子どもの才能は遺伝か環境か? 〜朝の読書メモ〜

才能はどうやって決まる?人の才能はどのように決まるのでしょうか? 親の遺伝?育ってきた環境? 色々な意見がありますが、現在では「遺伝と環境の相互作用」という説が主流となっています。 そして、アメリカの発達心理学者の「アーサー・ジェンセン」は、 「遺伝的な可能性が花開くのにどれくらい環境が左右するかは、特性ごとに違う」 という説を提唱しています。 例えば、身長など遺伝的な要素が大きい特性もあれば、知識・学力のように環境に左右される度合いが大きい特性もある、ということ

    • 時代のトレンド

       最近、5年ぶりにGUという服屋さんに行きました。以前行った時は、なんだか「安かろう悪かろう」という服ばかりだったので、最近まで行くことはありませんでした。  しかし、つい先日GUを訪れると、なんとも「ちょうどいい服」がたくさんあるのです。派手でもなく、地味すぎもせず、シンプルなのに着やすい。ファッションに疎い私が爆買いするぐらいにはテンションが上がりました。  一度見て印象が悪くても、時が経てば見違えるほどに進化することがある。こういうことがあるから、「世の中は面白いな

      • 「教師のあり方」と「ノウハウ」は同じものじゃない?という話

        「小手先のノウハウよりも、教師のあり方が大事」 なんだか昔から聞く言葉ではあるのですが、私にはこの言葉の意味がいまだによくわからない、という話を今回は書いていきたいと思います。  「こんな教え方があります。」「こんな授業で子どもが変わりました。」少し前のSNSには、自分の実践を発信する人がたくさんいました。  しかし、しばらくすると「それは小手先のテクニックだ!」と批判する人が出てきて、「教師はどうありたいか?というあり方が大切で、テクニックには価値がない」という人が現

        • 発信者するときに気を付けること

           私は、ブログやSNSで気になったことや、思いついたことを気ままに発信しています。発信を続けているのは、 ▶︎ シンプルに面白い ▶︎ アウトプットすると記憶に残る という理由からですが、もう3年以上続けているので良い面・悪い面両方を経験することができました。  そこで今回は「発信するときに意識すると良いこと」を書いてみます。 先生が読んでも大丈夫?  まず、発信する時は「先生が読んでも大丈夫な文章か?」ということを意識しています。  これは、私を含めて多くの人は

        子どもの才能は遺伝か環境か? 〜朝の読書メモ〜

          はじめに 〜人間は、実は牛乳を飲むことができない〜

          ☆このnoteでは、心理学、行動科学、教育学など様々な学問をもとにして行った教育・療育実践の話や、発達障害当事者としての私のエピソードや考えを紹介しています。 (自己紹介は以下)

          はじめに 〜人間は、実は牛乳を飲むことができない〜

          noteを始めます。 〜あいさつと自己紹介〜

          あいさつ 初めまして、前田智行と申します。  私は現在、神奈川県にある株式会社UMETAS オレンジスクールという放課後等デイサービスに勤務して、日々特別な支援を必要とする子どもたちと過ごす毎日を送っています。また、勤務の傍に小学校で非常勤講師、放デイの社内研修講師、外部で発達障害者支援に関する講演会の開催など、様々なお仕事をさせてもらっています。  元々小学校で教員をしていた人間なので、その縁を生かして学校の先生向けに本なども出させていただいています。こちらでは、特別な

          noteを始めます。 〜あいさつと自己紹介〜