見出し画像

綾瀬はるかになるための3つの条件

綾瀬はるかさん、日本の国民的女優である。
誰も疑わない事実の1つである。

世界の中心で愛を叫ぶ、ホタルのヒカリ、
JIN、義母の娘のブルース
などの民放ドラマで主演女優として人気を博した。

また八重の桜やいだてんといったNHK大河ドラマへも出演を果たした。

女優業だけに活躍の域を留めない。

紅白歌合戦やレコード大賞の司会を務められたり、
資生堂やP&G、コカコーラ、任天堂、武田薬品や全日空といった
国内外の大手メーカーのアンバサダーも務められている。

実は「綾瀬はるか」という名前は芸名だということは意外と知られていない。
本名は「蓼丸綾」というらしい。
蓼丸という苗字はあまり聞きなれないが、
広島ではそこそこ多い苗字らしい。

芸名で芸能人としての仕事に取り組まれている方は意外と多い。
歌舞伎、茶道、華道など、
特に伝統芸能と呼ばれる芸能では芸名が代々踏襲されている。

つまり同じ名前の芸人はひとりだけではないのだ。
存命の市川海老蔵はひとりしかいないが、
現代の市川海老蔵は11人目の市川海老蔵なのである。

そこで、私は考えた。

私も「綾瀬はるか」になれるのではないかと。

これは綾瀬はるかのような容姿になりたいわけではなく、
綾瀬はるかの要素を表現することを指している。

私たちはみな自分というキャラクターのモデルである。

モデルというと、ファッション雑誌に出てくるような、
容姿端麗な男女を想像するかもしれないが実際は違う。
彼らはあくまで脇役であり、
身につけている服飾品をよく見せることが仕事なのだ。
決して彼らの容姿が主役ではない。

私たちはひとりひとり自分らしさという個性をもっている。
大雑把だとか、ホスピタリティがあるとか、勇気があるとか、
言葉にすると陳腐かもしれないが、
生まれもって備わっている身体的特徴と
成長する中で身につけた精神的特徴の組み合わせは
世界でたった1つのキャラクターなのだ。

自分自身こそが自分というキャラクターのプロの表現者であり、
その表現をもって人々に娯楽を提供するのが俳優業だと思うのだ。

今回はそのプロの仕事を構成する要素を分析するために、
「綾瀬はるか」になるための方法を研究した。

実は2年くらい続けているが、
3つの要素があると思っている。

これらの要素を満たしたところで、
綾瀬はるかのような美貌を手に入れられるわけではないが、
多くも国民に愛されている理由が分かれば、
これから先男女問わず愛され上手な人生が待っているかもしれない。

では3点紹介する。

① プロフェッショナルであること

大前提、彼女はプロの女優である。

彼女が演じてきたものは本当多い。

世界の中心で愛を叫ぶでは白血病に苦しむ女子高生。
ホタルのヒカリでは外ではキャリアウーマン、家では干物女なOL。
義母と娘のブルースでは、契約結婚してすぐに未亡人になったシングルマザー。
八重の桜では明治維新前は会津藩の志士、維新後は女性社会進出を促すハンサムウーマン。

ジャンルは多岐に渡る。

どの作品においても綾瀬はるからしさも残しつつ、
作品の世界観や作中の役柄を見事に表現している。

一方で、自分らしさを一切見せず、
役柄を演じきるような作品もある。
時代劇や非現実的な独特な世界観の作品が多いのだが、
こういった時に作品のよさを表現している姿から、
深い自己理解の上に、俳優としての演技力の高さが伺える。

自分を理解して、自分らしさを普段の言動をだけで表現するだけでは、
周りからは評価されない。

自分の得意なことも、不得意なことも、
最後まで向き合い続ける強さが綾瀬はるかを構成する要素の1つなのだ。

この潔さが周囲に対して魅力づけする。

私たちにできることは、
目の前の仕事にプロとして仕事に向き合い続けることなのだ。

② 独特の世界観をもっていること

綾瀬はるかはバラエティー番組にはあまり出演しない。

ドキュメンタリー企画への出演か
テレビコマーシャルへの出演で見かけることの方が多い。

しかし、たくさんのテレビドラマや映画に出演されるので、
番宣として出演することがある。

その時に気づくことがある。

周囲と話があまり噛み合わないのだ。
会話のテンポがずれているという方が正確かもしれない。

慣れ親しんだ感覚には違和感を覚えない。
慣れない感覚に私たちは敏感になる。

自分が周りと違う感性をもっているのであれば、
大切にして方がいい。
周りが慣れている感覚に合わせた方が、
煙たがれることがない一方で目立つことはない。

自分の価値を分かりやすい形で認めてもらうためには、
相手の評価軸でハイスコアを叩き出すよりも、
まず他の人とは違う自分の感性を見つけることの方が大切だ。

その感性を失ってしまったら、
他の人から見て時間やお金を費やしたくなるような
価値を提供することは難しくなってしまうだろう。

③ 健康であること

外面の美しさは内面の美しさに依存すると思っています。
外面が美しければ誰でもSK-Ⅱ (資生堂の高価格帯化粧品)の
アンバサダーを務められるわけではありません。

とはいえ美しくなることは外面も内面もどちらも難しい。

外側を美しく見せるには体を一定鍛えられていなければならず
服飾品も哲学なしに纏えば着られている感を醸し出してしまう。

内面というのは別に体内の血の巡りや腸内環境に限った話ではない。

自分の体について意識をしっかり向けることが重要なのだ。

多くの人はより良い自分になるために、
常に自分にプラス要素を足していくことを考える。
しかしプラスすることと以上に自分のゼロをゼロのまま維持したり、
マイナスを大きくしないことはとても大切なことなのだ。

二十歳を過ぎれば人はゆっくりと確実に老いていく。
成長の次に待ち受けているのは成熟と同時に進む老化だ。

老化を受け入れることも、老化に抗うのも一興だ。

知らず知らずのうちに受け入れることはあっても、
争い続けるには意志がいる。

健康は年々少しずつ壊れていく。

その中で時間に抗おうとする意志こそ、
内面を輝かせることができるようになると信じている。

意志を持ち続けるために私たちにできることは、
今感じているときめきやわくわくを持ち続けられるような、
自分の気持ちが喜ぶことを
自分に与え続けることなのだと思っている。

いかがだっただろうか。

・プロであること
・独特の世界観をもっていること
・健康であること

いづれの条件もとてもシンプルに見えるが、
このシンプルを徹底し続けることは難しい。

さあ、ここまで読み終わったこの瞬間から、
「綾瀬はるか」 を目指してみようじゃないか。







この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?