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ラポルタ会長がカタルーニャ・ラジオで語ったこと

はじめに

このnoteは、FC バルセロナ公式サイト(英語版)にて公開された、2022年5月17日にバルセロナのジョアン・ラポルタ会長がカタルーニャ・ラジオのトット・コスタの番組で語った内容を日本語に訳したものになります。日本語版の公式サイトでは英語版で公開された記事の一部しか公開されないため、クレにとって重要と言える今回の発言を日本語訳し、noteにて公開しようと思った次第です。

なおこの翻訳はしがない理系大学院生がしたものですから、一部表現などに誤りがある可能性があります。見つけられた方は、本noteのコメントやツイートなどでご指摘いただけると幸いです。

ジョアン・ラポルタ:「全てが計画通りに進めば、6月30日までにクラブの財政を実質的に解決することができる」

FCバルセロナのジョアン・ラポルタ会長は、カタルーニャ・ラジオのトット・コスタの番組で様々なトピックについて語り、今シーズンチームが達成したことを「合格点」としながらも、まだ改善すべき点がたくさんあると主張した。
それは移籍市場における努力をするだけでなく、バルサ・ライセンシング&マーチャンダイジング(BLM)とバルサ・スタジオの株式の49%の売却の可能性、あるいは放映権料の10%を売却することに関するCVCとの合意の可能性を含む財務的な問題にも取り組むことを意味している。
ラポルタ会長は
「6月30日までに提案する2つのオプション(株式の売却、CVCとの合意)を発動できれば、クラブの経済的な問題の大部分を解決したことになる。」
と語った。
会長は多くの事柄について話したが、ここではその中から重要なコメントについて紹介する。

今シーズンを振り返って

「昨年、我々はリーグ戦で敗れた。(しかし)今年はチャビが来てから改善があった。ベルナベウでは素晴らしいプレーをして勝利し、セビージャとアトレティコ・マドリードにも勝った...。もし、重要な選手が怪我をしなければ、リーグ優勝を争うことができただろう。」

「我々は非常に厳しい財政状況にあり、今はそれが優先事項だ。私たちは今年確かに懸命に(状況改善に)努めてきた。6月30日までにクラブの財務を整理することができれば、私たちはそれを成し遂げると思うが、予定していたすべてのオペレーションを行うことができるだろう。」

財政について

「Covidの影響で、収入が大きく落ち込んでいるのは事実だ。しかしこれまでに多くのスポンサー契約が結ばれている。クラブはどんどん復活してきているんだ。(それに)多くのブランドや投資家が興味を示している。」

「資産売却については、これらの事業を改善するためのパートナーを探さなければならない。資金を呼び込む必要があるが、(それによって)彼らの経営に支障をきたすわけにはいかない。バルサ・スタジオには6社が関心を寄せている。うまくいけば、6月30日までに解決できるかもしれない。」

「CVCとのオペレーションは、FFPを保証するものだ。しかし、私たちには他にも活用できる財政的オプションがあり、それらを組み合わせることで私たちが計画している事業を進めることができる。様々な分野で交渉しているところだ。」

※FFP→リーガのファイナンシャル・フェアプレーの規定。

サッカーチームについて

「私たちは最も高い目標を目指して、できる限りのことをするつもりだ。私たちはバルサなのだから、すべてを勝ち取ることを目指さなければならない。」

「我々はクラブにとってベストなことをする。もし、私たちが検討している金銭的なオプションを活用することができれば、金銭的な理由で退団しなければならない選手はいなくなるはずだ。しかしスポーツ面に関することを統括しているのはチャビとマテウ・アレマニーであり、その部門で最終的な決定権を持つのは彼らだ。」

「デンベレは残留を望んでいると思うが、他の選択肢に誘惑されているようだ。しかし、私たちは素晴らしい関係を築いており、彼はここでとても満足している。彼のエージェントが状況をコントロールしているが、私は彼が最終的に残ることを望んでいる。(しかし)もし彼が残らなかったとしても、問題ない。」

2つの欧州大会決勝について

「女子サッカーチームは今シーズンも素晴らしい成績を収めた。彼女たちは最高だ。幸運なことに、私たちには決勝で勝つ可能性が大いにある。オリンピック・リヨンには一度も勝ったことがないが、素晴らしい決勝戦になるだろう。私は彼女たちを信頼している。」

「バスケットボールチームの方がより困難だろう。準決勝でレアル・マドリードと対戦するというのはとても難しい。そして、その後に決勝がある。我々の予算では、ユーロリーグの出場権を獲得することが義務であり、今その状況にある。我々は確かに素晴らしいチームを持っているが、非常に難しい挑戦が待ち受けているというのもまた事実だ。」

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