鈴木千裕がカッコいい!
4月29日にRIZIN46が開催されていましたね。
メインイベントは金原正徳選手VSチャンピオン鈴木千裕選手によるフェザー級のタイトルマッチ。
結果は鈴木選手のTKO勝ち。ホントにカッコよすぎました!
鈴木千裕選手は個人的にすごく思い入れの強い選手で、
RIZINには好きな選手が何人もいますが、その中で鈴木選手は生観戦で一気に心を掴まれファンになってしまった選手です。
昨年の7月に行われた超RIZIN2。
僕は初めて格闘技を生で見たのがこの興業でした。
超と付くだけあってすごいカードが沢山あったと記憶しています。
朝倉未来VSケラモフ。朝倉海VSアーチュレッタ。
BELLATORから堀口恭司VS神龍誠。AJマッキーVSピットブル兄。
などなどメインイベント級の試合ばかりがそろっていて、数か月前から楽しみに過ごしていました。
しかし、試合が近づくと嫌なニュースがいくつか飛び込んできました。
朝倉海選手がけがで欠場、AJマッキー選手の欠場などが直前で発表され、カード変更が数試合で行われたのです。
これは見たかったカードだけに「うわー、まじかー」という感情に襲われたことを覚えています。
それでも他のカードも豪華なので十分に楽しみではありました。
そんななか、RIZINから直前に追加カードが発表されました。
鈴木千裕対パトリシオピットブル
発表を聞いた時の気持ちとしては、「ピットブル生で見れるのうれしい!」がまず大きかったです。
BELLATORのチャンピオンで前年末にも当時のRIZINチャンピオンのクレベル・コイケ選手にも勝利した実力も知名度もすごい選手でラッキーだ!という気持ちになりました。
対する鈴木千裕選手は実力者相手に何連勝も重ね、キックボクシングのチャンピオンでもあり、若くて強い選手という印象。
ただ、試合後のマイクパフォーマンスで毎回夢や目標を語ることが恒例っぽくなっているのですが、1年ほど前の僕はそのマイクを「ちょっと子供っぽいな」という風にしか思えなかったのです。
でも、連勝する実力はあるので注目はしていました。
そして、超RIZIN2の前の興行鈴木選手はでチャンピオンのクレベル・コイケ選手に挑戦することになったのです。
前評判的にはクレベル勝利予想が多く、自分もそう思っていました。
そうして迎えた計量。
まさかのクレベルの体重オーバー。
チャンピオンの体重オーバーという衝撃。ベルトも剝奪となりました。
自分は格闘家ではないので減量をしたことはないですが、クレベル選手の落ち込む様子を見て減量って過酷なんだと思わされました。
計量オーバーとなると試合中止だったり、試合するかの協議をするなどの対応があるのですが、その場で対戦相手の鈴木選手が
自分はOKだからやろう!と試合をすることを即決。
本来なら断ってもいい場面ですが、即答で試合をすることを決めた鈴木選手の男気に「カッコいい!」以外の感情は湧きませんでした。
こうなればぜひとも、クレベルを倒してほしいなと思い、試合を見たのですが、鈴木選手の一本負けで幕を閉じてしまいました。
残念でしたが、次の試合があれば絶対に勝ってほしい!と思っていたところで、ピットブル選手との試合が組まれたのです。
勝ってほしいとは思ったものの、これはピットブルが勝つんじゃないかな?
と思うほどの実績の差があり、直前で練習もあまりできていないから今回は厳しいと決めつけていました。
そして試合当日、興行がスタート。生観戦が初めてで打撃音や歓声の大きさに最初から興奮しまくり。
これからどんどん楽しくなっていくと思っていた矢先に、堀口・神龍戦がアクシデントでドクターストップ。
それはアカンやろ!と思ったのですがブーイング的な声もちらほら。
口には出さないけど心の中ではブーイングした人と同じ気持ちではありました。
その次も試合は進んでいくのですが、どこかで堀口・神龍戦が中止になったことが少し引っかかっている感覚ではありました。
そんな気持ちを抱えたまま、鈴木千裕とパトリシオピットブルの試合がスタート。
鈴木選手が全然ビビらずに前に行って攻撃をする。
自分が同じ立場なら引いてしまいそうな場面。
それでもガンガン前に行く姿に「すげぇ!」と思ったその時に、
鈴木選手のパンチが当たりKO勝ち!
思わず声をあげてしまいました。
会場も声援で大爆発したような感覚。
多分、あれ以上の完成を聞くことはこの先なかなか無いのではないかと思う。
興奮冷めやらぬまま、マイクパフォーマンス。
「超RIZINに稲妻落としてやったぜ!」
いつもはダサいと思っていたマイクが、圧倒的な結果を見せつけられた後だとこんなにも違って聞こえるのかというほどに僕は声をあげていました。
完全に稲妻を落とされたのです。
本当にカッコよかった。
大物相手にもビビらず行くファイトスタイル、と真っすぐな人間性に心を鷲掴みにされてしまいました。
その後も格上と言われていたケラモフ選手を破り、RIZIN王者に。
そして今回の金原選手への勝利。
稲妻落とされまくりです。
RIZINには個性的で実力のある人気選手や華のあるスター選手は沢山いると思います。
鈴木選手はそんな個性派揃いのRIZINで、少年ジャンプの主役を見ているかのように見えます。現実に現れたヒーローのような。
知らない人がいたら是非知ってほしい選手です。
どんな大物選手にもビビらない鈴木千裕チャンピオン。
これから世界中の実力者と戦っていく姿を見れると思うと、現代の格闘技を見れていることに幸せを感じますね。
世界に稲妻を落とす姿が楽しみ!
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