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026 めんどくさがりでマイペースの長女の勉強法

彼女の勉強のことはまた次話に、とした『025 突然「転校する」と言い出した長女』。

部活のことばかり書いてきたので、少し彼女の勉強のことを書きたいと思います。

勉強ははっきり言って、やらずに済むならやりたくない、と言うタイプ。読書も殆どしません。

物を作るのは好きなので、食事の用意をお願いすれば、小学校の頃から冷蔵庫にある物で、肉料理、魚料理、野菜料理など、豪華な食卓を用意してくれたり、末っ子にパン食べさせておいて、と言えば、末っ子と二人で、パン生地を捏ねるところから手作りしたり。

食品サンプルにはまり、職人になりたいと夢見て、キットなどを使わず、独学で身近なものを使って、小学生のクオリティとは思えないような作品を沢山作っていました。

夫とも、デザインなど、手先を使うような進路がいいのかもね、と話しています。

小学校の時から、100点を持って帰ってくるタイプではありませんでした。
中学1年生の時は、中の下。英語がわからないというので、編入試験を受けるために、個別塾で英語だけ復習をしに通いました。

無事に中2で編入試験に合格し、転校後は中の上〜中の中。決して賢い学校ではありませんが、いろいろな部活が強い学校のため、皆が皆悪いわけでもいいわけでもない、という感じです。
得意な理科、社会は学年でも1番を取れる成績ですが、苦手な数学や英語は学力別で2クラスに分かれていて、上のクラスにいることもありますが、平均を取るのがやっとという感じです。

中3になると、外部の高校に進む純粋な受験生と内部進学を受ける受験生がいて、純粋な受験生には最後ではかなわなかったようですが、彼女なりに頑張ったようです。

内部進学では、よくある「国公立クラス」と、「その他クラス」のどちらを選んで受験するのですが、最後まで悩みに悩んで、「その他クラス」を選びました。

せっかくなら「国公立クラス」を親としては薦めたいところですが、「国公立クラス」は授業が毎日一コマ多く、部活のためにこの学校に行ったのに、どっちもついて行くのがやっとでは、どちらもダメになると思い、何が何でも「国公立コース」と思っていたわけではないので、最後は本人の意思に任せて、「その他クラス」を受験することにしました。
下のクラスでトップクラスにいるのも、それはそれでいいという考えです。

結果、「その他クラス」を受けた内部受験者の中では1位だったそうで、先生からも、「国公立に変更しなくていいのか」と最後確認されたほど。
そのことは、本人にとってものすごく自信につながったと思います。

ですが、彼女がものすごく勉強したわけではありません。
中3の春の三者面談時、国公立コースは厳しそうだね、という感じで話がまとまったので、親としても期待はしていませんでした。

定期試験前でも殆ど勉強しない彼女。好きな、得意な教科はたぶん試験前くらいはやるんでしょうが、面倒くさがりさんなので、苦手な教科はなるべくやらずに済むようにしていたと思います。

そんな彼女には小さい頃から言っていたことは、「家で勉強しなくてもいいくらい、学校の授業は集中して一発で覚えていらっしゃい」と言うことです。

予習・復習、そんなこと出来れば良いですが、勉強が好きではない子に、勉強しなさい、と言ってもしょうがないし、嫌々勉強させても効果はない、時間の無駄だと考え、1回で済ませちゃいなさい、とアドバイスしたのです。

内部試験の当日も、部屋の模様替えを行っていて、「ああ、遅刻する」とあわてて学校へ向かったそうです。
好きなことをすることがモチベーションを上げる方法なんでしょうが、とにかくマイペース。

自分の道は自分で切り拓いていけるタイプですし、必要となったらものすごい集中力で学ぼうとするので、口うるさく言わないのが一番良いように思い、これまで実践しています。

勉強は出来るのと出来ないのとでは、出来た方がいいんでしょうが、生きていく術を身につけることが、 最も大事なことだと思うので、彼女なりに、上手に学んでいって欲しいと思います。

もちろんそれは、見捨てるや放置ではありません。必要な時に必要な手助けが出来るように、こちらも準備し、備えながら見守ると言うことです。

「一芸に秀でる子」をモットーに、部活のために中2から私立に転校して寮生活を送っている中3、受験勉強を自ら希望し、読書力だけで乗り切ろうとする小6、彼氏アリのおしゃまな小2の三姉妹を育てる母です。普段は、書籍などのデザイン・編集・雑用をこなす、獅子座のAB型です。