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つづきともみの全note記事

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#友達

死ぬために、実家に帰った話。

走り続けてきた。 平気だった。多少の辛さはもちろんあったけど、自分は最強だと思ってた。 世界が変わってしまった日から1年が経とうとしていた1月末。急に涙が止まらなくなって、金山駅の何列もある電車に向かって飛び込みそうになった。でも未遂に終わった。フェンスが高くて登れなかったのだ。 そこで急に冷静になったわたしは、 「あ。死ぬ前に親に会わなきゃ」と思い、泣きながら親に電話をした。 親へ死ぬ報告をする「ママ、もう辛いから死にたいと思います。前に、死にたくなったら連絡しろ

カズキとM。(KとM 2話目)

(前回のお話はこちら) 犯人は「良い奴」わたし「お前、人の作品を隠して何がしたかったんだよ!」 カズキ「ごめん!!ふざけて遊んでたんだ…あの子にも謝ってくるよ」 …話の早い犯人だな。 もしかしてこいつ、良い奴かもしれない。 その後謝罪をし、その問題はあっという間に片付いた。おかげでわたしも「お前の席ねえから!!!」って叫ばずに済んだ。 カズキはクラスも選択科目も違ったのでこの事件がなければ出会ってない人物だったのかもしれない。 これもひとつの出会いだな、と割り切った気

KとM。

こう見えて、昔は友達が少なかった。 厳しく育てられた結果、わけわかんない性格になって拗らせまくり、影で笑われることが多くてなんだか馴染めませんでした。 しかし謎の前向きさで、いじめに気付かず過ごし、仲間はずれを諸共せず、たくましく育って参りました。ある日職員室に母が居て「あんたイジめられとるらしいで」って言われるまで気付かないほどでした。 今のわたしだったら絶対にくじけてるであろう事も乗り越えてきた。 その後高校でたくさんの出会いがあり、今のわたしができた。 そんな高校