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KとM。


こう見えて、昔は友達が少なかった。

厳しく育てられた結果、わけわかんない性格になって拗らせまくり、影で笑われることが多くてなんだか馴染めませんでした。
しかし謎の前向きさで、いじめに気付かず過ごし、仲間はずれを諸共せず、たくましく育って参りました。ある日職員室に母が居て「あんたイジめられとるらしいで」って言われるまで気付かないほどでした。
今のわたしだったら絶対にくじけてるであろう事も乗り越えてきた。

その後高校でたくさんの出会いがあり、今のわたしができた。

そんな高校生時代を語るには欠かせない2人の幼馴染がいるので、今日はそれを語っていく。


いま「今日は」って言ったな。

ごめん嘘。3日くらい続きますこの話
(タイトルも、最終章にいくにつれて明かされていきます)



誰もいない高校へ

小中学は一貫だったので同じ顔ぶれと9年を過ごした。その顔ぶれたちに全然魅力を感じなかったので、わたしは同じ学校から誰もいかない高校を受験した。
そのころの夢は絵で食べていく事でした。
当時、美術系の学校は私立ばっかり。しかし我が家はお金持ちではないので私立はNG。めちゃくちゃ勉強して、デザイン学科のある県立高校に入学できた。現役で東大生を出すような学科もある、中の上くらいの学校。なので珍しく周りにたくさん褒められましたが、
おかげで家からチャリで片道1時間半の道のりになりました。(市を二つ超える毎日)



ナメられちゃいかん

自分でも謎なのだが、入学式前夜に「ライフ」を読んでしまった。(高校でめっちゃイジメられる漫画)

↑ここで1話読めるんですけど1話で十分です


小中は一貫でイジメにも仲間はずれにも気にしずに生きてきたが、今回はまったく新しい地。

わたし「絶対にナメられてはいけない。」

教室に入るなりカバンをドンッッ!!!って机に置いた。


みんな(ヤベエ奴が来た…)

わたし(…キマった…!!)


あだ名が「番長」になりました。



犯人を捜せ

入学した高校は自分で時間割を選択するタイプで大学のような場所でした。〇年〇組みたいな教室はあるものの、1日のほとんどを授業ごとの教室で過ごすので、クラスごとに隔たりはなかった。それが良かった。
すぐに、美術系の授業を選択した別クラスの友達が何人かできた。

番長としてしばらく過ごしたある日、その友達が泣いている。事情を聴くと、一生懸命頑張って作った造形物がなくなってしまったとのこと。どうやら盗まれた?捨てられた?ほれみよライフやんけ!!!

探し回った結果、隠されていたことがわかった。
ついでに、すぐに犯人もわかった。
ライフ見てこの高校来たので、犯人の机を窓から捨てて「おめえのせきぃ~」ってやらねばならなかった(当時まだそこまで行ってない)。

犯人の教室についた。

「おい。カズキ、って奴いる?」

「ヒィ…番長じゃん…」


Kの方と出会いました。




明日へつづく。

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