最近関西弁なのだと知った言葉、「遠慮のかたまり」。
私は大阪で生まれ育ったのだけど、全国共通語だと思っていた言葉が、実は関西弁だったということがちょこちょこある。
最近そうだと知った言葉が、「遠慮のかたまり」。
私はいまだに全国で通じるような気がしているんだけど、
関西圏以外の皆さんは、この言葉の意味わかりますか?
意味は、居酒屋なんかで大皿料理を囲んでいる時に、誰も手をつけずにずっと残っている最後のひとつ、またはひとかたまり。
みんな遠慮して手を付けないから「遠慮のかたまり」。
カフェでお茶をしているとき、友達が突然「遠慮のかたまりって関西弁らしいで。」と言ってきたので、
「うそやん。」とググってみたらほんとにそうらしい。
ならば標準語では何と言うんだ?とこれも調べてみたら、
「関東のひとつ残し」
…なんか必殺技みたいでかっこいい。
これを書いている今、他の地方も気になって調べてみた。
新潟「新潟のひとつ残し」
長野「信州人のひとくち残し」
佐賀「佐賀もんのいっちょ残し」
熊本「肥後のいっちょ残し」
青森「津軽衆」
こうしてみると、日本中どこでも最後には一口分残りがちなようなのに、どうしてわざわざ地域名を強調した言い方をするんだろう。
最後に遠慮して少し残すことが地域性だとアピールしているみたい。他の地域とほとんど関わりがないくらい昔にできた言葉なのかな。
そんな中特徴的なのが青森の「津軽衆」。
そしてなんと「津軽衆」を食べた人は(使い方合ってる?)、「津軽の英雄」と呼ばれるのだそう。
みんなが遠慮しているものを、敢えて食べる強者ということかな。
方言っておもしろい。
旅行の時も、地元の人から方言とか訛りが聞けるとテンションあがっちゃう。
あ〜、旅行いきたーい。
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