今週の相場振り返り(2021/6/14~6/18)FOMCを受けて米株下落
こんにちは、tomoです。
FOMC
米連邦準備制度理事会(FRB)は、6月15-16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)において、フェデラルファンド金利(FF金利)の誘導目標を0~0.25%に据え置き、注目されていた資産買入れの縮小に関しては、「議論を開始することを議論した」と表現するにとどめ、踏み込んだ発言は行われず。
声明文では、足元の新型コロナウイルスの感染状況について、「ワクチン接種の進展によりウイルスの広がりを抑制している」とし、パンデミックに関する認識を前回声明から上方修正。また、インフレ率については前回の「長期的な目標から下回っている」から「長期的な目標から下回った」とし、足元のインフレ率の上昇を踏まえ、修正されました。
FOMC参加者の経済見通し(中央値ベースが、3月会合以来、公表されました。足元の大型経済対策やワクチン接種の急速な進展を受け、GDP成長率見通しは、2021年度に上方修正される一方、2022年以降は殆ど変更されていません。また、インフレ率の上昇は一時的である見方を維持しています。
FF金利予測(ドットチャート)については、2023年の利上げを予想する参加者が18人中13人と、3月会合の7人から増加し、2023年末迄の中央値0.625%。
FOMC終了後の会見でパウエル議長は、「経済見通しは改善したものの、景気回復は道半ばでありリスクは残っている」と述べ、また、ドットチャートでは2023年の利上げを示している一方で、確定的なことではなく経済環境次第で変更することを強調し、市場の早期テーパリング(量的金融緩和の段階的縮小)開始観測を牽制。
米国株式市場では、ドットチャートで2023年の利上げを予想する参加者が想定以上に多かったことがサプライズとなり株価は下落し、ブラード米セントルイス連銀総裁がCNBCのインタビューで最初の利上げが2022年中になるとの見解を示したことで早期利上げ観測が強まり、週末も大きく下げました。
では、今週の相場の振り返りです。
米国株
ダウ
出所:TradingView
NASDAQ
出所:TradingView
S&P500
出所:TradingView
S&P500の週次のマップです。TECHはGoogle以外買われましたね。Adobeは決算がよかったようですね。
Fear & Greed Index は48(Neutral)から30(Fear)へ下降しました。
VIX指数(恐怖指数)は20.7まで上がりました。
出所:TradingView
「VIX指数」(恐怖指数)
シカゴ・オプション取引所が公表しており、米国S&P500 がどれくらい変動するかを表す指数です。数値が高いほど大きく変動すると投資家が予想していることになります。
通常 10〜20 程度で推移すると言われていますが、ショック時には大きく上昇します。
投資家の不安心理を表すものという意味で、恐怖指数とも言われます。
数値を1年間の営業日数260の平方根の近似値16で割ると直感的に理解しやすいです。
例えば20の場合、16で割ると1.25となり、おおよそ「7割弱の確率で相場が1日に上下1.25%の
範囲で動く」と予想されていることを意味します。
日本株
日経平均先物
出所:TradingView
マザーズ指数
出所:TradingView
騰落レシオは101.99まで上がりました。
120以上で買われすぎ80以下で売られすぎの目安
日経VIは19.4から18.6でほぼ横這いです。
出所:TradingView
日経平均のPERは決算発表がよくEPSは上昇し株価が下がりましたので、標準レベルの14.07倍へ下がってきています(14~16が標準)。
投資主体別売買動向は、海外投資家は売り越し、個人は買い越しです。信託銀行(年金)は買い越しです。
米10年債利回り
利回りは一時上昇しましたが、下降し雲の下で推移しています。。
出所:TradingView
日本10年債利回り
若干上昇しました。
出所:TradingView
ビットコイン
BTCUSD
出所:TradingView
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ETHUSD
雲の下での推移です。100日線を下方ブレークし、20日線と100日線がDCしましたので、弱い形勢です。
金
高値圏での推移ですが上値が重くなってきました。
出所:TradingView
原油
強いです。直近高値更新しました。
出所:TradingView
USDJPY
1月の安値から直近高値の38.2%押しの107.76当たりまでの調整しその後円安の流れとなっていますが、雲を超えてきました。基本円安の動きだと思いますが、111円を超えるまではレンジ相場と思われます。
出所:TradingView
EURUSD
雲を下方にブレークしました。
出所:TradingView
GBPAUD
また強い動きですね。
出所:TradingView
個別株
アップル
出所:TradingView
AMAZON
出所:TradingView
Microsoft
出所:TradingView
NVIDIA
強いです。
出所:TradingView
TESLA
出所:TradingView
ADOBE
出所:TradingView
ソニー
出所:TradingView
キーエンス
出所:TradingView
第一三共
出所:TradingView
日本電気
出所:TradingView
ダイキン
出所:TradingView
シマノ
出所:TradingView
JR東
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日本航空
出所:TradingView
ETF
QQQ
出所:TradingView
VTI
出所:TradingView
ARKK
出所:TradingView
(参考)コロナウィルスの状況
米ジョンズホプキンズ大学調べ。
東洋経済新報社調べ
〇米ジョンズホプキンズ大学システム工学センター(CSSE)
https://www.arcgis.com/apps/opsdashboard/index.html#/bda7594740fd40299423467b48e9ecf6
○世界の状況
https://vdata.nikkei.com/newsgraphics/coronavirus-world-map/
○日本の状況
https://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/
〇東京の状況
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