Ankerのあの結束バンドがほしい
Ankerの結束バンドがほしかった。ほしかったので作った。
Ankerといえば、品質の良いモバイルバッテリーや充電器を作っているメーカーとして知られている。値段も手頃だし、みんな大好きだ。
Amazonなどで安売りになっていることも多く、たびたび買ってしまう。
そんなAnker、充電器やバッテリー本体ももちろん良いのだけど、ケーブルをまとめ上げる結束バンドがまた良いのだ。かなり薄手の面ファスナー(ベルクロ)は、シャリシャリした手触り。未来感があってかっこいい。
ケーブルに固定する部分も、ちょっと説明は難しいけれども、かんたんにくっつけられる構造になっていて便利なのだ。ベロみたいになっている部分ね。
ケーブル類をきれいにまとめる方法、という問題はかなりの(そして定番の)難問で、みんなこだわりのやりかたを持っていたり、なんら解決されずにぐちゃぐちゃになっていたりする。そんなストレスを構造的に量産してしまっているAnkerは、ちょっとかっこいい結束バンドで問題を軽減しようとしているかのように見える。
※ケーブルをまとめるやつのことをここでは結束バンドと呼んでいます。
Ankerの結束バンドはかっこいいが、これは製品を買うとついてくるものであって別売りをしていないのが残念だった。探してみるとAmazonに似たようなものが売ってはいたが、Alibabaにほぼこれじゃん?というものが出ていた。FLOVEMEという会社のロゴが入っている。
これ(Alibabaのリンク)
ちょっと細長いが、素材とか加工はこれで間違いないだろう。
Alibabaのページには最小ロット1000個から独自デザインの生産もしてくれるという文言もあり、チャットで相談をしてみた。
「1000個は多いから500個で作ってくれませんか?」
「OK」
すんなりだ。送り先や支払いのやり方などを話し合うと、普通にイラレのデータでロゴを送った。すべてAlibabaのチャット上で行えるのでらくらく。
ちなみに500個で230ドルであった。
その日のうちに加工データの確認が戻ってきた。
of Sheep inc. というのはうちの会社の名前です。
話がはやい。ロゴはForma DJR Displayというやつなのだけど、印刷が痩せる恐れも考えて1段階ウェイトを高くして入稿した。ちょっと上にずれているけどまぁいいか。このデータで生産に入ってもらうことにした。
ところで印刷や切り出しの工程がデータから想像できて面白いですよね。
2週間後
できたよー
というメッセージとともに写真が送られてきた。
わーい!
わーい!!できてる!
ん?1000?
というわけでDHLで送ってもらうことに。送料は40ドル。
輸送は1週間弱。
そして、
来た!
これはいいものだ。
家中のケーブルに巻き付けた。これはいい。
かんたんに発注できるし、金額もお手頃(とはいえ、ただの結束バンドに3万円程度をかけるのはどうなのかという気もするけど)なので万人におすすめできる。みんな作ってみてほしい。ぜひ。
でですね、ちょっと事情があって、予定していた500個とか1000個どころではなくて、ちょっと言えないくらいの余剰があるので、会った人に見境なく配っていこうと思っています。
欲しくない人にも差し上げますのでよろしくおねがいします。
追記2019, 10, 1
↓のサイトで頒布することにしました。買ってね。
https://mofumi.booth.pm/items/1580349
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