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子どもから「学校に行きたくない」と言われたら?親の対応と声掛けについて

もし子どもから、「明日学校に行きたくない」「休みたい」と言われたら。
その訴えが数日続いたとしたら。
皆さんは、どのように答えますか?

暗い顔で言ってくるのか、明るく言ってくるのか、独り言のように呟いているのか。
子どもの声色やその時の状況によって、どのように声をかけるかは変わってくるかもしれません。

このように言われた時、
・不登校になってしまうのでは・・・😨
・もしかしたら学校で嫌なことがあるのでは・・・💦
・先生に言っておいたほうがいい?😖と、色々な想像をして焦ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

本日は、子どもから「学校に行きたくない」と言われた時の接し方と、その後どういった対応をすれば良いか?
ということをまとめていこうと思います。


まず前提として、
子どもは「学校には行かなければならない」ということは理解している、と思って接してください。そして、親が動揺したり、焦るのは「自然な反応」であることも覚えておきましょう。

学校に行きたくないと言われたらどうしたら良い?


学校に行きたくない理由としては、友人関係がうまくいかない、勉強についていけない、自分でも理由がわからない、親から離れたくない…等、本当に色々なものが挙げられます。

よく子どもに寄り添う、話しをしっかり聴く、と言われますが、具体的にどうしたらよいのか、最初は焦りますよね。そして、毎日のように子どもからの訴えが続くと今度は親もだんだん疲弊してきてしまいます。


まず最初は、行きたくないという気持ちをを受け止め、話してくれたことに「ありがとう」と伝えてください。そして、言葉で労うことがおすすめです。「そんなに嫌なことがあったのに今までがんばっていたんだね」「今まで辛かったよね」など、ご自身の言葉で。

そしてなるべく、子どもの声の大きさやスピードに合わせながら、理由を聞いてみてください。
この、声の大きさやスピードを合わせるだけでも、子どもは寄り添ってもらえていると感じることが出来ます。

子どもが理由を話してくれた時は


学校に行きたくない理由を子どもが話してくれた時は、気持ちを受け止めながら最後までよく聞き、疑問があれば質問をしてみましょう。

例えば友人とトラブルがあったという場合は、

何があったのか、トラブルになったのはいつからなのか
相手の子はどういう性格の子なのか
先生は知っているのか、伝えても良いか
休み時間はどのように過ごしているのか
今心配なことは何か
親にしてほしいこと、希望はあるか
等、質問攻めにならないように、「聞いても大丈夫か」了解を取りながらゆっくり聞いてみましょう。学校にいる我が子がその悩みを抱えながらどのように過ごしているのか、親自身が想像出来るように聞くことがおすすめです。

これはなぜかというと、親は、学校にいる子どもの姿を見ることが出来ません。ですので、状況がよくわからない。このことが親の不安を増大させる可能性があります。可能な範囲で質問を投げかけながら聞いてみましょう。

気をつけたいのは、否定やアドバイス。アドバイスも、時には本人にとって苦しいものになります。学校には行かなければならないこと、現状が自分にとって良くないこと、子どもはよくわかっています。まずは話してくれたことを労い、また話が出来るような雰囲気作りを心掛けましょう。

子どもが理由を話したがらない時は


「いや~別に」「色々あるの」等、理由を話したがらない時。以下の3つをしてみてください。

①いつでも話を聞くことを伝えておく
→子どもの「話したくない」という選択を尊重しましょう。話しをしないことにも、いくつか理由があります。

考えられることとしては、

🟢言わないことで自分を保っている
🟢親を困らせてしまう、心配させてしまうと感じている
🟢先生に伝わることを恐れている
等です。話したい時はいつでも時間を作ること、そしていつも気にかけていることを伝えましょう。また、学校に行きたくないという気持ちで生活していることを教えてくれたことについて、まずは労いましょう。

②リラックスできる時間を作る
リラックスというのは、どこか身体の力を抜いてゆったりするイメージがあるかもしれませんが、子どもが好きなこと・楽しいと感じることをやってみることです。

好きなアニメを一緒に観る、一緒に料理をする、お出かけをする等、本人の「やりたい」を叶えてみてください。もし、それすらも出来ない程に疲弊している場合は、とにかく寝ましょう。そして、食事のバランスや睡眠などの生活リズムを見直してみてください。


③身体の不調の訴えはないか観察する(必要があれば受診を!)
腹痛や頭痛、食欲不振や不眠など、ストレスが多いと身体症状が出るお子さんが多いです。いつ頃からどのような症状が出ているか、観察したり本人にそういった症状はないか聞いたりしてみましょう。そして、こういった症状が続くと、それが学校から足が遠のく要因にもなりますので、可能であればかかりつけの病院を受診してみるのも選択肢の一つです。


▷「わからない」と言われたら、それが答え
わからないって、本音だったりします。思い浮かばない、沢山理由がある、色々あるが、言葉にしようと思うとできない、話をしたくない、等。わからないという答えを受け止めましょう。ぽつりぽつりと話してくれるタイミングがあるかもしれません。子どもの準備が出来るまで、見守ることが大切です。

親も一人で抱えないで


子どもの気持ちを受け止め、話しを十分に聞いた。その次はどのように対応すればよいでしょうか。

まずは、一人で抱えないでください。信頼できる人や、学校の先生、スクールカウンセラーに共有していただけたらと思います。そして、次の対応を一緒に考えていきましょう。これは、学校に行きたくないという訴えだけではなく「死にたい」と言われた場合や自傷行為を発見した場合も同様です。

この時大切なのは、子どもの了解を得ることです。「誰にも言ってほしくない」と言われた場合は、あなたのこれからを皆で一緒に考えていきたいから先生にだけは伝えたいんだ。というような伝え方が良いでしょう。

子どもは叱られたり、恥ずかしい思いをしたり、増々学校に行き辛い状況になることを恐れている場合があります。そのような状況にはならないこと・皆に味方になってもらうことを伝えましょう。

スクールカウンセラーは、学校により様々ですが週に1~2回、もしくは月に数回来校していると思います。
来校日を確認し、まずは親御さんだけがスクールカウンセラーと話をしてみるのも良いでしょう。

まとめ


集団生活の中で、子どもは様々なことを感じ、学んでいます。特に週末や夜に、学校に行きたくないと口にするお子さんは多いのではないでしょうか。

子どもが学校に行くことに拒否的になるには必ず理由があるので、時間をかけながら大人と一緒に考えていくことが出来ると良いですね。

まずは、話しをしてくれたことを労い、子どもが今どのような状況で、どのような気持ちで学校に行っているのかを共有することが大切です。

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