懐かしい感触(AirPodsProとパナのヘッドホンステレオ)
AirPodsProを使っている。
出先で高音質で音楽を再生することに期待はしないので使い勝手で選んだのだが、ノイズキャンセリングがとても優れていて音楽に集中出来る、とても良いものだ。
AirPodsProは、耳に入れる本体にスイッチがある。1回押すと再生/停止、二回押すと曲早送り、3回押すと曲戻し。長押しするとノイズキャンセリングの切り替え。
初めてこのスイッチを操作したときに、なんだか懐かしさを覚えた。高校の頃に使っていた、パナソニックのウォークマンみたいなテープ再生機のイヤホンの途中に付いていたリモコンの操作と一緒だ。
高校生の頃、沢山の音楽に触れた。ツェッペリン、クイーン、エアロスミス、ガンズ、メタリカ、メガデス、オジーオズボーン、ハロウィン・・・。通学する前に今日聞くテープを選んでヘッドホンステレオにいれ、予備にもう一本テープ、それと換えのバッテリーを鞄に入れていた。時々、テープをケースだけ持ってきてしまって、予備のテープがないなんてこともあった。
毎日ヘビーに使っていると、寿命も短かった。最初はパナソニックだったが、次にソニーのウォークマンになり、それからも何台も買い換えた。
高校を卒業して、浪人していた頃にはソニーのDiscMan(CDのポータブル再生機)でディスクユニオンで予備校の昼休みにジャケ買いしたCDを午後には開けて聞きながら自習していた。
京都の大学に通っていた頃は、バンドの録音のためにMDレコーダーを使っていた。沢山録音して、沢山聞き直して。耳コピする時にMDレコーダーはとても便利だった。
今はiPhoneのAppleMusicをAirPodsProで音楽を聴く。
時代が変わり、メディアが変わり、再生機器が変わっても、僕と音楽があることは変わらない。
今日もAirPodsProで音楽を聴いて出勤する。
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