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ゆっくりと狂う

ゆっくりと狂っていくような、
甘い痺れのなかで、
僕は、
悲しみと切なさを感じている。

夢のなかで、
君に会い、
満たされぬ現実は、
昇華しきれない、
ドライアイスのように。

思考は、
川のように、
たゆたい。

まとめきれぬ雑文は、
あてもなく、
僕の指から、
流れ落ちていく。

ドビュッシーのような、
転調を繰り返し、
芸術は、
僕の中で、
産み出されるような。

ただ、
僕は、
行ったことのない田舎の、
見えない星を思い浮かべる。

あれは、
恋だったのだろう。

こんにちは。
さようなら。
を繰り返し。

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