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私ってこんな人

昔から思っていることを言葉にできない。「それらしいこと」を話すのは得意なので、私を知っている人の中には「いやそんなことないでしょ」と思う人もいるだろう。でも私は、誰が何と言おうと、子どもの頃からずっと自分の考えていることを表現することが苦手だった。自分の感じることを表現しようとするとき、それを表す言葉が見つからなかった。だから、小学6年生の誕生日、プレゼントに「広辞苑」とお願いしたんだと思う。知らない言葉を知ると、少し自由になれる気がした。

あれから13年が経ち、いろいろあって言葉をまた書き始めようと思う。その前に私について、まとめてみる。

簡易プロフィール

95年生まれ。25歳。東京の下町出身。子ども時代の経験から教育,福祉関係の会社に2018年に新卒入社。現在は採用人事をしている。

やってきたこと

学生時代:
大学入学~卒業まで教育系のNPOにてイベント企画や学校,教育委員会等への出張授業をしていた。また、「マジメなことをオモシロく」をモットーに社会問題を発信するイベント企画サークルの運営もしていた。(このサークル活動は本当に濃かった。もともとの母体が薬害AIDSの原告団なので、毎年大学の中心でコンドームのつかみ取りなどをしていた)

社会人になってから:
発達に凸凹/困りのある子どもを支援する教室で指導員として働いていた。発語、感情のコントロール、読み書き、ヘルプ要請の練習など、その子が今とこれからをより幸せに安心に生きていくための支援をしていた。1年目の冬に採用に異動になった。

好きなもの

▼映画編
きっと、うまくいく

パッケージに惹かれず観てなかった過去の自分に大喝。インドの社会問題のこと、幸せな人生とはなにかを考えるきっかけになった作品。笑いとシリアスさのバランスが絶妙で、パラサイトに通じるものがあると感じる。

キャロル

映画的快楽を初めて感じた映画。ストーリーも、終わり方も最高の一言に尽きる!が、なにはともあれ、画が美しすぎる。映画の新しい見方を教えてくれた作品。10回は観ている。

かもめ食堂

荻上直子監督作品。これも何回も観ている。人生は結果ではなく過程であると教えてくれるような映画。この映画を観ることが一番のストレスコーピングかもしれない。この映画が良すぎて荻上直子監督の映画を全部観た。(そして全てよかった)

▼本編
ぼくは王さまシリーズ(寺村輝夫著)

小学生の時に読んで衝撃を受けた。次のページで何が起きるか本気で予想がつかない。この本に出会ってなかったら、読書もろくにせず、人生変わっていたと思う。

ぼくは勉強ができない(山田詠美著)

退屈な学校にくらわすパンチ。勉強より大事で素敵なことについての話。母親から「勉強より大事なことがあるだろ」と怒られて育ってきた自分にとって、この本はいい教科書。(私は勉強しかできない子どもだった。母曰く、人として大事なところが欠けていたらしい…)

キッチン(吉本ばなな著)

何度も何度も読みたくなる魔性の本。人生のままならなさ、単純さ、複雑さが詰まった暖かい本で、手元に置いておきたくて買ってしまったほど。冒頭の一文がよくって、この本の期待値が爆上がりしたが、軽々とその期待値越えて私の中で殿堂入りした。

▼はまっているもの
・コーヒー
cotteaという自分に合ったコーヒーを選んでくれるサービス利用中に出会ったコーヒーが美味しすぎて。毎晩翌朝に飲むコーヒーを楽しみにベットに入る生活を送っている。

なぜ書くのか

なぜこうして書いているのかというと、自分を表現する手立てを増やして、自分をあきらめないようにするため。先日とうとう心の調子を悪くして、心療内科に行ってきた。いつのまにか、心にモヤモヤが沈殿されていたようで、眠れなかったり、ミスが異常に増えてきたり、普段はどうってことない出来事にイライラしたりするようになっていた。「これは危ない」と思い、心療内科に行ったわけ。なぜこうなるまで放っておいてしまったのかって、それはたぶん、自分がどう思っているか、心の声を聴くことをしなくなってたからだと思う。なぜ心の声を聴かなくなっていたかというと、心の声を聴いて自分の気持ちがわかったところで、それを表現する術を私は持ち合わせていないから。だから思っても、心の声を聴いても、伝えられないんなら意味ないなと無意識に思って、ここまで放置してしまったんだと思う。でも今回のことで、それじゃだめだと思った。だめだと思ったというより、表現する、言葉にする、ということにもう一度チャレンジしようと思った。そうして今この言葉たちを書いている。

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以上。やっぱり書くのって難しい!けど自分を再発見していく感覚がとても気持ちいい。
最近はちょっとへばり気味ですが、何かあれば(なくても)、お気軽にご連絡ください!

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