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かつて天才だったおれへ

かつて天才だった俺たちへ。

Creepy Nutsの歌。


ほんとそう、僕もかつては天才だった。
自分は将来偉くなると思っていたし、周りの人とはちがう才能が眠っている予感がしてた。それがいつ開花するのか楽しみにしてたんだった。

いま27歳になって、社会人は5年目。
いま僕は天才か?

子どもの頃は心の中で自分のことを「おれ」と言っていた。今は「僕」、こういうところからも丸くなったなぁと思う。

あのときのおれも僕の中にいる、というか同一人物である。

おれは、勝ち気で負けず嫌い、負けそうになるとそのゲームをやめたい。実際オセロとか、負けそうになると試合放棄してた。試合放棄するから負けない、ので自分が一番だと思っていて他の人を馬鹿にしている、そんなやつ。
僕は、ひとあたり柔らかめで、何ができるってわけじゃないけど決定的にできないことがそんなにない。自分の軸が強くあるわけじゃないから、他者の意見を尊重しがちで、相手にとってはいい存在になることが多い。

最近は、1:3くらいの割合でおれにいてほしい、と思ったりする。
強気で強引なおれの一面があれば、突き抜けられるのにと思うことがある。

最近たまに、おれが出てくる。
おれが主人格にならないように、おれを飼い慣らしたい。

心におれを飼って生きる。
おれと仲良くなりたい。


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