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現場代理人の役割

2020/08/01
マンション第一回大規模修繕工事の施工会社を決定するためのプレゼンに出席した。委員会により三社に絞られており、この三社のプレゼンにより施工会社を最終決定する流れとなっている。住民の意見が反映される最後の三次選考会となる。

事前に設計会社からプレゼンして欲しいポイントが提示されており、各社説明に沿った資料を作成して、現場代理人を含むメンバーにより、限られた時間内で、我々住民に対して必要事項に関する説明をして貰えた。

>配布資料
こちらが要求した順番で製本されている資料も有れば、使い慣れたフォーマットを利用していると思われる資料もある。
フォントの大きさや、色使いなど、この分野でのデザイナーの影響は大きいと感じる。同じ内容でもカッコよく分かり易い方が良いに決まっている。自分の仕事でもお客様や作業員に理解してもらう資料または図面作りには拘る必要があると刺激を受けた。

>会社概要
三社に絞られた時点で、十分な実績、経験がある三社が残った様子。関東のみか、全国規模かで企業体としての大小がある。後は古参で昔ながらの経験を活かして仕事してますのプレゼンか、または新しいことを取り入れて仕事してますのプレゼンかの差であった。恐らく仕事の内容や保証内容、目標工期は変わらないだろう。あくまでもプレゼンの差にしか感じない。

施工会社の前身は塗装関連から成長している業界のようである。そりゃその業界の職人さんを集めて管理するのが仕事なので、そうなりますね。

>現場代理人
今回、三社のカラーの違いが出たのが現場代理人。大規模修繕工事では生活する我々の居住スペースに長期間入り込んで作業する事になるので、作業者と住人を仲介する立場となる現場代理人は非常に重要な役割を果たす事になると思う。安全、品質、工程管理は彼らの手腕に掛かってくる。

A社は経験もそれなりにあり、人当たりも良さそうな方。見積もり時にこのマンションの難しさも的確に把握出来ている様子。信頼出来そうだ。

B社はもう少し若手の方。プレゼンと言う意味では比べてしまうと経験不足が否めない印象。言い方は何だがコスト相当だと言う事だろう。

C社は超が付くベテランと、本当の若手の2人体制。2人の役割分担はプレゼンを通しても予測出来る。ベテランの方は沢山の経験から出来る話をしてくれていた。力量的には間違いなくNO1だが、いささか高齢過ぎて、体力健康面で本当に不安が無いのか心配な面がある。勿論、そこをカバーする動きをするのが若手の役割となる。実際に現場を回って、現物を確認するのは若手になってしまうかなぁ?と言うこと、及び監督2人体制はコスパが良くないことが懸念される。

>コスト
何でしょうか?基本的に建屋の平米数と高さ、棟数で原単位があるのでしょうね。それ程大きな差異がある印象はありませんでした。企業規模によって順当に小中大って気がしました。

プレゼンに参加した住人は投票を行い、最終判断はそれらも加味して大規模修繕委員会のメンバーに委ねる事になります。さて、どこの施工会社さん、現場代理人さんが受注出来るのでしょうか?楽しみです。

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