35歳、結婚3年目の妊活事情

35歳IT系の営業職。
基本はリモートワークだけどフルタイムで働いているため、年末や年度末の繁忙期にハードな妊活をするのは厳しいと考えて、8月に初めての体外受精をすることにした。

妊活を始めたのはちょうど1年前くらい。コロナ禍でもなんとか大掛かりな結婚式を挙げ、ハネムーンを済ませたのが去年の6月終わり。
結婚して結婚式をしてハネムーンを終えてから大きな目標がなくなり、子供が欲しいというのは双方前々から話していたし、年齢も年齢なので自然な流れで妊活はスタートした。

タイミング法で5-6回トライしたものの、夫も私も飲み会のお誘いやイレギュラーな仕事が入って、平日休日共に予定がパンパンの中、ゆったりとした気持ちで夫婦生活を持つのは想像以上にハードだった。
そもそも初めての妊活なので、タイミングを測るのも手探りだしひと苦労。女性の身体の周期に合わせて排卵のタイミングも変わるし、妊活を始めたとたん周期がバラバラになったりして、いつタイミングを取ったら良いかもよくわからなくなったりした。
必然的にスケジュール管理をするのが女性側の負担になるのもしんどかった。
そんなこんなでタイミング法は5-6回したところで見切りを付けて、今年に入って近所の不妊治療を行うクリニックに通い始めた。

クリニックで夫婦それぞれの状態を調べてみたところ、早々に夫の卵子の運動率が低いことが判明した。
私も基礎体温計測に加え、周期のチェック、子宮の状態を診てもらったりしたが特段大きな問題はなさそうとのことで、1月から人工授精をスタート。
定期的にクリニックに通い、卵の成長具合を確認し、排卵誘発剤を使って排卵タイミングを確定し、夫が提出した精子から選りすぐったものを膣内に注入する。
元々妊娠率はタイミング法よりちょっと上がる程度と言われていたため、あまり期待せずにトライすることができた。
夫婦間だけでタイミングを見る必要がないし、スケジュール管理はクリニックがしてくれるので、夫婦はそれに従うだけでよく、精神衛生上楽になった感覚だった。夫婦生活への義務感も薄まったので、排卵前後に追加でタイミングを取ったりもして、気負い過ぎず淡々と妊活ができたのはよかった。
しかし4回人工授精をトライしたものの一向に結果が出ず、また6月に海外で友人の結婚式も控えていたため、5-7月は妊活をお休みすることにした。

妊活のお休み期間、私自身にも問題がないか再点検することにした。クリニックでは男性不妊とされていたが、自分に原因がないとも思えなかったからだ。
色々と自分に出来そうな検査を調べて、7月に卵管の詰まりがないかを見るための超音波での卵管造影検査を受けることにした。
卵管造影は私の場合は痛みがほぼなく、結果も全く問題ないということだった。
問題がないことは本来喜ばしいことなのだが、、女性側に何も問題がないと言われてもできる事がないような気がしてモヤモヤっとした気持ちになった。

そんなこんなでこの8月。結果が出ないことをやり続けるのはしんどいし、秋からは繁忙期が始まってしまう。夫婦で相談し、時期的にもベストとなり、さっさと体外授精を行うことになった。
この時の私にはまだ体外授精についての事前知識は、お金が結構掛かるということ以外はほぼなく、クリニックで色々と説明を受けることでハードルの高さを思い知ることになった。

(つづく)

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