見出し画像

私の夢

私は毎月1回ボラトリに参加しています。
『ボラトリ』とは、動物愛護センターに収容された保護犬や保護猫のトリミングをするボランティアのことです。
他にも『シンデレラトリミング』とかって呼ばれたりします。

今月私たちが担当したのは多頭飼育崩壊のシーズーでした。
全部で19頭が保護されましたが、全員サムネの全身毛玉マン状態。
正直、私のトリマー人生で最もすごい毛玉だったんじゃないかなと。。。

はじめ男の子3頭と言われていたのに、カットしてみたら実は2頭は女の子。
性別が判別できないくらいの状態だったんですね。

慣れない丸刈りに苦戦し、ほぼ丸1日がかりでつるっつるに仕上げました。
連れてこられた時は全く前が見えず、ガチガチの毛玉で歩くこともほとんどできない状態でしたが、カットが終わると体が軽くなったのか、元気に走りまわっていました…感涙。よかった、本当に。

認知症の飼い主さんがお世話をしていて、毎日うどんを食べながらドンドコ増えてしまって気づけば19頭に…という感じみたいです。
本当はあってはならないけれど、うーん正直あるあるかも。

「高齢者は無責任にペットを飼うな!」というご意見もあるかと思いますが、それってすごく悲しいなと思うのです。

私の夢は「自分が高齢者になるまでに、お年寄りとペットが安心して一緒に暮らせるシステムを作ること」

だって自分がペットと暮らせない人生なんて考えられないから。
きっと同じ気持ちの人、たくさんいると思うんです。

本当は、いざという時にペットを引き取ってくれたり、お世話をしてくれるような家族がいるのがベストですが、みんながみんなそうじゃない。(私も含め)
むしろ、そういう方こそペットがいることが心の支えになったりすると思うんです。

まぁ、まだ具体的なアイデアはないんですが。笑
でも絶対に自分がその立場になる時までに実現させたいと、本気で思っています。

人もペットもみんなが幸せになれる方法が、きっとあると信じています。


そうそう、「保護犬や保護猫の為になにかできることってないかなぁ」とお考えの方はいませんか?

以前の私もそうでしたが、「何かしたいけど、何をしていいのか分らない!」という方は是非、お近くの動物愛護センターや愛護団体さんにタオルの寄付をしてみてください。

保護された直後の犬猫に使用したタオルは使いまわすことができず、捨ててしまうことが多いため、タオルの寄付はとってもありがたいです。
トリミングに使用するだけでなく、犬舎に敷いたり目隠しに使ったりと大活躍のタオルなので、お家に余ってるなーって方は是非よろしくお願いします。

ちなみに、ボラトリを始めてから知ったのですが…
ドッグフードの寄付は無駄になってしまうことが多いそうです。
体調管理の為決まったフードを与える場合がほとんどなので、「使い道のないフードがたくさん届いてもったいない…」とのことでした。

もしフードの寄付をしたい場合は、必要なフードを問い合わせてからの方が良さそうです。

ちょっとした寄付でも、「いいことしたな♪」というとても良い気分になれるので、小さな幸せが欲しい方にはタオの寄付がおすすめです。笑

正直私も、ボラトリに行く最大の理由は「逆に元気をもらえるから」なんです。
自分が与えた以上の愛が返ってくるので。

片道3時間かけてでも、せっせと通えちゃう。
毎月の私の楽しみです。
来月はどんな子に会えるかな!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?