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DTMで作曲しYOUTUBEにアップするまでの手順

この記事について

※2023年5月時点の記事です(変更があれば随時更新していきます)。

作曲しDTMに打ち込みYOUTUBEにアップするまでの手順を記事にしたいと思います。
この記事を書いているのはDTM初心者の私なので、もっといい方法があるかもしれませんが、自分の思考の整理のために書きました。
もしこれからDTMをはじめる初心者の方がいたら参考になれば幸いです。
私は音大卒である程度作曲についての知識があるので音楽理論などは軽く基本的なことだけ説明して、あくまでDTMで作曲→YOUTUBEにアップというやりかたの細かい手順を書いていきます。

1,鼻歌で作曲する


私は基本的に曲をつくるときはメロディからつくります。構成もこのとき考えます。メロディができたら譜面にして、メロディの音からそれに合うコードを考えます。譜面にするときは細かいリズムは書きません(どうせ間違えるので)。メロディが出来たら伴奏の部分も考えて大まかな編曲のイメージを考えます。

2,DAW(Cubase)に打ち込み


曲の大まかなイメージができたら、まずDAWにメロディから入力していきます。私がつかっているのはCubase 11 Artistです。MIDIキーボードでメロディを弾いて入力し、その際リズムのズレが生じるので手直しで正しく調整します。

メロディの入力が終わったら次にコードトラックを作成してコードを入力していきます。コードトラックは見やすいように一番上に置いておきます。

その次に編曲ですが、まずリズム楽器から入力してそれからキーボードやギターなど上物の楽器を入力します。
一番初めはドラムから打ち込みますが、このとき編曲が思いつかないところがあれば基本的なリズムパターンを打ち込んでおきます。「キメ」など大事なところだけしっかり入力していけばOKです。最初は曲をある程度形にすることが大事なので細かいことは後からでいいです。
基本的に曲というのは4小節がある程度のまとまりになっていて、ドラムは同じパターンのリズムを叩いていても4小節のうちの最後の一小節だけがリズムパターンが違うということが多いです。最初はそのあたりだけ意識しておけばいいと思います。

ドラムが終わったらベースですがこれも思いつかないところがあればコードのルート音を8分音符で入力しておきます。細かいリズムなどはあとから考えればいいです。音程についてはコードの構成音を入力すれば間違いありませんが、倚音(いおん)や刺しゅう音など非和声音も入力すると曲に幅がでます。このあたりはググって調べてみてください。そこまで難しくないと思います。

ギターやピアノなどは基本的にコードをならして間奏などで目立たせたいところがあればソロをつくります。基本的にサビが一番盛り上がるところなのでサビでは和音をつかって音に厚みを出したほうがいいです。

歌ものの曲であれば基本的に歌入れは最後にします。ただコードが鳴っていればある程度歌いやすいと思うので、リズム楽器を入力したあと、使用したいと思っているすべての楽器が入力できていなくてもギターやキーボードが入っていれば歌入れしても大丈夫だと思います。

3,音の調整をする


ミックスやマスタリングと呼ばれる作業です。音を良くして完成度をあげたいのであればこの作業は必須です。
エフェクトは周波数フィルター系、音量系、空間系、歪み系、音加工系、サチュレーターなどがあればいいと思います。無料でもつかえるものがたくさんあります。

◇私の持ってる主要エフェクト◇

リバーブ:TAL-Reverb-4
イコライザ:TDR Nova
マキシマイザー:W1 Limiter
ピッチ補正:GRAILLON 2

ミックス・マスタリングについては大変難しく、ネットにもいろいろ記事が出ていますが鵜呑みにするのは危険です。「こうすれば音がよくなるよ」と書いた記事の真似をしまくって、いろいろいじっていたところ音がスッカスカになってしまいました。これは記事が悪いというわけではなく、そもそものやり方が違っていて条件が違うために起こってしまったのだと思います。
音量だったり、音源をつかって入力したか楽器を演奏してライン録音したかなど、つくった時点で記事を書いた人とはやり方が違うために自分が思ってる音と実際の音のイメージに乖離が生じるのだと思います。なので最終的に大事なのは自分の感覚です。ただ難しいし、私もまだまだ勉強中なのでこの過程だけは有料でも誰かに依頼したほうがいいかもしれないです。
とても大事な過程なので有料でもやってもらう価値はあると思います。

4,YOUTUBEにアップできる形式にする


曲が完成したら書き出しします。YOUTUBEにアップできる一般的な形式はmp4なので書き出しした後、mp4に変換します。
これで音声は完成しました。
YOUTUBEは動画形式なので曲が流れている間に表示する画像を作ります。私は今のところWindowsにもとから入っている「ペイント」というアプリを使って画像を作成しています。画像といっても背景に曲のタイトルが書かれた簡単なものです。フリー素材のエフェクト画像に文字を入力しただけの簡単なものです。

画像にこだわりたいのであれば自分でCanvaなどでつくるか、写真のうまい人に写真を撮ってもらうのもありかなと思います。写真も「ペイント」で読み込んで画像に字を入力したりできるので、お仕事依頼サイトなどで誰かに画像作成を依頼するよりも安くすみます。
私は多分今年中にはadobeのillustrator、Photoshopを買うかもしれないのですが、知識がある人はこれらで画像をつくってもいいと思います。買い切りのソフトでないので毎月お金かかりますが、できることの多さとクオリティの面ではそんなに高くない買い物かなと思います。

画像ができたら動画形式にします。私が今つかっているのは「ビデオエディター」です。これも元からWindowsに入ってました。
ちなみに私は今パソコン教室でWEBデザインを学んでいるので、adobeソフトが安く購入できるため、動画編集ソフトのPremio Proも買うかもしれないです(illustratorとPhotoshopも併せてセットで安く購入できるみたいです)。ただ画像をつけてBGMをつけるくらいなら無料の動画編集ソフトで事足りる気もしますが、今後ピアノの演奏動画や練習方法の動画などをあげる際の編集につかうかもしれないです。

5,まとめとコツ


作曲からYOUTUBEにアップするまで4つの手順でまとめましたが、とくに編曲の部分と音の調整の部分ですごく時間がかかると思います。
安っぽい音にしたくないのであれば音源は有料のものをつかうか、楽器を弾いてライン録音するのがいいと思います。DAWにもとから入っている総合音源は音量も小さく音が安っぽいです。私は総合音源はXpand!2をつかっています。1万5千円くらいだったと思いますがセールのときがあれば数千円で買うことができます。
エフェクトは慣れるまでが大変なのでそれまでは無料のものでいいと思います。多分有料のもののほうが使いやすかったり、質が良かったりするかもしれないですが、楽器の音源ソフトは有料のものは必須だと思います。

簡単ですが私なりのやり方をまとめてみました。ここまで読んでくださってありがとうございます。
なにか気づいたことがあればコメントくださいませ。
わからない用語などあればコメントで返信いたします。



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