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今日神山まるごと高専が開校する。神山町に移住して良かった

2年前の今ごろ、神山町への移住を決めた。
そして、今日、神山まるごと高専が開校する。

私は、神山まるごと高専関係者の家族という立場。高専開校の盛り上がりに関しては完全にモブキャラなんだけど、
そんなモブも早々に入学式に向かった夫を見送って、ここに移住して良かったと心底感じる。

高専や神山町が奇跡なのはそのとおりなのだけど、
私や我が家もこの移住について結構良い条件が重なってた。

まず、私の退職。2020年末に退職を決断して、本当にその2ヶ月後くらいに夫に高専へのオファーがあった。
会社員をしていたら、正直、退職してついていくということはできなかったと思う。そうなると単身赴任。夫が単身赴任でも
開校することは変わらなかったし、今日という日を迎えることは変わらなかったと思うけど、私は、きっと子育ての負担への憤りと、光を浴びる人たちに嫉妬して、心からの拍手はできなかったと思う。

次に、高専と少し距離をとったこと。私も大して仕事なかったし、当時高専には人がいなさすぎた。
高専で働かせてもらうのはひとつの選択肢だったけど、人生で一度も学校をつくりたいと思ったことのない私がここに深入りしては
いけない、と、先輩コミュニティの運営プロボノだけ担当させてもらうことに。
ここの出会いがきっかけで、徳島の人脈も広がった。自分の適性をみて、関係者の家族のポジションを貫いたのは、今になってとても良い判断だったと思ってる。

さらに、思えば、母が父の海外赴任についていったのを間近で見ていたのが、神山町移住に対する私のスタンスに大きく影響していると思う。
私が小3のころ、家族はアメリカ駐在についていった。英語がまったくできない母が幼い私たちをかかえて、必死に生き抜く姿勢が夫を支える妻の在り方を教えてくれた気がする。その後、父は一部上場企業の役員に、そして業界団体の会長に上り詰めた。母への強い憧れが支えてくれたものが大きい気がする。

もちろん、途中、「このままじゃ、あなたが拍手喝さい浴びている裏で、私は開校を祝えない」って、back numberの水平線を引用しながら訴えたこともあって、正直、自分がどういう気持ちでこの日を迎えるのかが怖かった時期もあった。
けど、今日、開校と一期生のみんなのことを心からお祝いできる自分がいて、本当に良かった。

孝紀さん、関係者の皆様、プロボノの皆様、先輩の皆様、開校おめでとうございます!
夫のことを心から尊敬できる自分が嬉しい。7年前に結婚を決めた自分グッジョブ。

今日の神山は晴れ!
午前中は草刈りをして、午後に子どもを公園につれていって木陰で入学式のYoutube配信を観覧、神山に戻ったらよりい家の1周年をお祝いしにいこうと思う。

第一期生の入学に桜が間に合ってよかった!



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