見出し画像

自分のアンコンシャス・バイアスに気づいた

私は育休を2度とり、ジェンダー平等について敏感になりました。

自分が生まれ育った環境では、働くのは父・家事育児は母の中で育ったため、自分が家事や育休をとることに違和感がありませんでした。でも1度目の育休でもやもやして、2度目の育休ではっとしました。

子育ては一人でできないのに母がやるべきと思い込んでいる
自分がやる気があって入った会社で出産を機に
マミートラックやキャリアへの不安やモチベーション低下が起こるのは男女平等ではない

そんな時から、私は自分が悩んだことや夫婦間の言語化を始めました。

自分が持っていたアンコンシャスバイアス

私が言語化する中で自分のアンコンシャスバイアスに気づきました。

「アンコンシャス(unconscious)=無意識」と「バイアス(bias)=偏見」の二つの単語から構成されるとおり、アンコンシャス・バイアスとは「無意識の偏見」「無意識の思い込み」という意味です。本人が気づいていない、偏ったものの見方やゆがんだ認知のことを指し、多くは過去の経験や周囲の意見、日々接する情報から形成されます。

育休中に感じた課題やこんな制度が欲しいと資料にまとめてダイバーシティー推進室に送りました。女性が出産育児で仕事へのモチベーション低下したり、離職してしまうことは大きな機会損失ではないかと思います。

ただ一方でこの営みの中で自分が持っている無意識のバイアスにも気づいたのです。

一つ目は、自分が仕事をしたいことを第一に伝えなかった。

育児が主でキャリアは二の次だと思ってしまいました。でも、うまく伝えれないこの気持ちを後から気付きました。

母親でも仕事も家庭も頑張ると決めて
両立できるようにしたらいい

二つ目は、第一子では違和感や周りの優しさに違和感を感じなかったけど、それは自分もそういう思い込みをしていました。

私に気を使い優しく話しかけてもらえる

「こんな時間なのに帰らなくて大丈夫?」
「風邪ひいたら今日誰が見てるの?」
「もっと休んでてもいいのに」
「旦那さん転勤あるよね?」

気づいたら優しさが自分のモチベーション低下とか母親を1人でせねばになっていた。それに、仕事だけできる夫のことも羨ましく思ってきました。
でも、旦那が仕事で頑張っていることは当たり前にとっていたことも思い込みで、お互い頑張っている世界があって、やりたいことを互いに支え合っていくのがいいとやっと気づきました。

家族だけでなくファミリーサポートや家事代行も頼んでチームで動いています。

育児は母親がするのではなく
チーム、コミュニティでする

三つ目は、職場環境で今までこうだったから〇〇ということ。

職場を離れて復帰すると違和感だらけでした。
全く変化がなかったり、今までこうだったからでこうだと思っていたり、やり方に問題ないと思ったり、でももっと変えていくべきところがあるんじゃないかと育休で気付きました。

慣れて満足してしまうのではなく
当たり前でなく常に変化と違和感に敏感になる

思い込みが悪いわけではないけど、自分が思い込んでいるということに気づくことが大切だと思います。

相手との違いに気づく、それが何か課題に気づく大きなチャンスです。

色んな価値観の人が自分らしくやりがいを感じて働ける世の中になったらいいなと思います。

有名ですが、まずはこの本から読むとおすすめです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?