中学受験雑感
中学受験もほぼ終了しましたね。
日頃の実力が発揮できた方、第一志望には届かなかった方、悲喜交々でしょうね。
毎年の事ですし、私の子供達の中学受験の時もそうだったのですが、
各塾が発表する合格実績は相変わらずやってますね。
受験生の親ならわかっていながらなぜか騒がないこと、そう、合格実績数値の信憑性の件です。
東大合格者実績がここ何十年もトップの中高一貫のK中学校。大手塾の速報合格者数をざっと足すとまあ数字が合いませんよね。
当然この学校だけではありません。
どういう基準で合格実績に計上しているのでしょう?明確にしていただきたいものです。
少子化進行の中での中学受験熱の加熱。各塾は生徒の取り合いで必死なのはわかりますが、基準が不明確ななか、模試受験だけの人は計上してません、とか何とか言ってますが、なんで数字が合わないんでしょうね。
やっぱり受験時点で所属していた塾で計上すべきですよね。学歴ならぬ、塾歴みたいなものです。
2つ掛け持ちの人もいるかもしれませんが、現実問題S塾とW塾を掛け持ちするのは難しいと思いますけどね。
6年生から転塾している人もいますが、その様なケースが数字を合わなくしているのでしょうか?
某漫画の主人公のセリフに中学受験に必要なのは「母親の狂気」と言うものがありますね。狂気と言う表現はともかく、子供に一生懸命になるのは親としては当然です。どうしたって塾の合格実績を見て、子供をどこの塾に行かせようと考え、子供の将来の夢を見ます。東大他難関大に行くには、難関大学合格者実績が多い中学に行かせたい、その様な中学の合格者数が多い塾に通わせたいと思う親がいるのは当然です。そんな親の気持ちを惑わす様な合格者実績数の発表は控えてください。
消費者を惑わす様な広告に消費者庁が措置命令を出す場合がある様に、塾にも何かガードを掛けるべきです。
蛇足です
定員に対してものすごい人数の志願者がいて、募集人数の何倍もの合格者を発表する中学がありますね。
何倍どころか募集定員400名弱に対して延べ1万人以上の出願者がいる関東地方にある某共学私立中学校のS塾の合格速報人数は今年も2700人弱。これはこれですごいと思います。どうするんでしょうね…。今年に限って合格発表した全員が入学を希望したら。校舎はパンクです。でも毎年ちゃんと校舎に新入生は収まっています。この学校のいわゆる票読み能力はすごいですね。それと、なぜS塾の合格者数が他塾比段違いに多いんでしょうね。謎です。何人に蹴られるかわかっているかのようですね。どの様に入学者の票読みをしているんだろう…。
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