「推し活」は人と較べれば較べるほど辛くなるという話(1)

推し活においての「人と較べる」には二つの意味がある。

一つは推しを誰かと較べること。誰か、というのは推しと同立場にある誰かだ。ライバルと言ってもいい存在。

アイドルグループだと別のグループもそれに当たるけど、最もシビアなのは同グループの他メン。
推し君の方が人気あるのに何故他メンのA君の方が露出が多いのか?とか、新曲のテレビ初披露で何故B君にばかりコメントを振るのかとか。挙句の果てには歌の時にA君は1分近く抜かれたのに何故推し君は40秒なのか、などと言いだす強者もいる。

俳優の場合はどうだろう。
アイドルグループのようなシビアさはないかもしれないけど、彼は次々にドラマに出るのに同い年の推し君は今期のドラマには出てないとか、同世代の彼は映画の主役に抜擢されたけど推し君はまだだとか。
そんな感じ?

私の場合、推し一号は前者だったのでそれはそれは人と較べることが多く、かなりストレスが溜まった。
実世界ではあまり経験したことのない嫉妬もたっぷり味わったし、他メンファンからの非難や嘲笑にもムカついたりした。
グループを抜けて一人になって、本当に気楽になった。彼と同じ立場の人は誰一人いなかったから、ただ好きという気持ちだけで良くなった。

新推し君は後者。
前にも書いたけど今期は地上波ドラマ出演がない。ドラマがないという事はそれに伴うテレビ露出がないという事なので、せっかく盛り上がった人気がしぼんでしまいそうで、少し勿体ない気もする。
だけど彼自身、20代は修行の時期、30代以降に俳優として羽ばたく為の準備期間と言ってるので、一時的な盛り上がりはそこまで求めてないのかなとも思う。
心強い限りだ。

ファンの中には露出がなくなると途端に気持ちが冷める人もいる…というか、急激に増えたファンの大部分がそうかもしれない。
そうやって淘汰されて、本当に応援したい人が残っていくのだと思う。
こんなこと書いて、自分が残る側かどうかは私にもわからないけど、長く応援するためのコツみたいなものもあるような気がする。

長くなったので続きは次の記事へ


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