はじめての“のーと”

 「何かクリエイティブなことがしたいなあ。。。」

こんな漠然とした思いを、きっとだれもが感じたことがあるはずだ。
曲を作りたい、小説を書きたい、映画を撮りたい、漫才がしたい、ユーチューバーになりたい、などなど。どんな些細なものでもいいからひとつ、この手で作り上げてみたい。
もちろん僕も例にもれず、そんな小さな(大きな)クリエイターを夢見る一人だ。感動する映画を見るたび、心にずっしりと響いた本を読んだ時、自分もそんな感動の生みの親になりたいと思う。でもいつもそう思って終わり。なぜなら、いざやろうと思うと初めの一歩が途端に重くなるから。
どうやったらいいの?お金はあるの?友達を誘う?機材がない?、、、、。

できない理由が後から後からどんどん増えていって、1つ1つに向き合っているうちに「あーもうやめた」。そうして、熱が冷めていく。毎回、さながら鉄のように熱しては冷めの繰り返しで、イメージが脳の領域を超えて紙上にあるいは映像に、表現として表れることはない。そもそも、私は本当に創作がしたいのか。。。

 実のところ、時間を削ってまで創作に打ち込む労力も、何かを犠牲にする覚悟も私にない。クリエイターたちが苦心して作り上げた作品を、何者でもない自分が偉そうに評価を下すのが精一杯。あたかも自分には人にはない独創的な感性があると言わんばかりに、自分ならこうするなあと一丁前に批評する。そうやって自分にはクリエイティビティがあると錯覚して満足してるウザい勘違い野郎が、私である。

そして、私はそんな私自身のことが大嫌いだ。そんな自分を少しでも変えるために、今日からnoteをはじめる。大したことができなくても、頭で考えたことをきちんと表現すること、その一歩が今の私には必要なのだと思う。もしかしたら誰かに見られているかも、という(とんだ自惚れだけども、)少しの緊張感の中で、拙いながらも文章で発信したい。たかがnote?されどnote。重い第1歩目は確実に踏み出したと胸を張って言わせてください。

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