12/9(木)今日の気になるニュース

こんにちは。
久しぶりに晴れて気持ちのいい朝ですね。
やっと溜まっていた洗濯物を干せそうでほっとしています。

さて、今日のニュースは「米金利上昇の与える影響」について取り扱います。
金融関係のニュースは難しく見えるかもしれませんが、わかりやすく書いたつもりなので、ぜひ見て見てください。

ニュースの概要

米連歩準備理事会(FRB)の急激な金融引き締めが景気を冷やす「政策ミス」を警戒する動きが出ている。
FRBの利上げに対して、市場は利上げの早期打ち止めを織り込み、数年後の利下げすらも意識が進む。
市場では、株価の急反発から楽観ムードが漂うが、今後の状況次第では不安がつきまとう。
FRBには、適切な判断での行動が切に求められる。



背景

FRBがテーパリングと利上げによる金融引き締めを急ぐのは、米国で進む急激なインフレがある。
米国では、新型コロナウイルスの影響を受け、大規模な金融緩和策(量的緩和と政策金利の引き下げ)を行ってきた。

しかしながら、新型コロナウイルスの就職に伴い、一転してインフレが進んだ。
ガソリン価格はもちろんのこと、供給網の弱さからアメリカの小売店で物がないような状況をニュースで見ることもあったのではないだろうか。
こうした状況に対応するために、今回の金融引き締めに踏み切った。

インフレ対策についての対策はもちろん重要な課題である。
一方で、FRBは慎重に政策を実行する必要があろう。
インフレ制御は必要だが、過度に行なってしまうと経済成長の持続を妨げてしまう恐れがある。
経済成長の維持とインフレ対策といった両軸に目を向けての政策判断が求められる。


Comment

ここまで、大局的なマクロ政策について見てきた。
しかしながら、それは一体我々に直接どんな影響を及ぼすのかと疑問に思う人も多いだろう。
ここでは、もう少し我々に近い部分の影響に焦点を当てていきたい。


そもそも、利上げは株式市場にどのような影響を及ぼすのであろうか。
一般的に、利上げは株価を押し下げる効果を持つと言われる。


企業は、銀行から資金を借りて事業を行うが、金利の上昇は銀行に払わなければならない利息の上昇につながる。
その結果として、企業の業績は悪化につながり、株価の下落へと至る。

ここまでは教科書的な話である。
しかしながら、2018年の前回のテーパリングおよび利上げ時にも、米株式市場は底堅い動きを見せた。

その要因としては様々なことが語られるが、市場は前回のテーパリングの目的を聞き対応からの正常化であったと推察していたことにあると考える。
当局の狙いが「緊急事態への対応」であり、「景気の引き締め」ではない、と判断した。つまり、「読み通り」の動きであったため、市場は反発を見せなかったと考えられる。


FRBの政策は、米国市場ひいては全世界、日本にも影響を及ぼす。
こうした動きを読み取り、適切な判断を行っていくことが投資の上で重要となろう。

参照:
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB077L00X01C21A2000000/ 
https://fintos.jp/page/15799

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