「韓国TPP加盟申請へ、副首相が意向」12/13今日の気になるニュース

こんにちは。随分と寒い日が続きますね。
今日は朝刊がお休みなのと、午前中に予定があったので更新が遅くなってしまいました。

今日の気になるニュースは、韓国のTPP加盟申請についてです。
中国がTPP加盟に意欲を示していることなどから話題となっているTPP。
韓国の加盟申請はどのような影響を及ぼすのでしょうか。


ニュースの概要

韓国政府はTPPに加盟するための国内手続に着手する。
韓国は以前からTPP加盟に意欲を示していたが、産業界や農業団体に高水準の市場解放が求められることへの懸念が強かった。
しかしながら、中国と台湾が9月に加盟申請をしたことで状況は変わった。
巨大経済圏から韓国が外れることへの懸念がTPP加盟を後押しした。

TPP加盟が実現するとなると、RCEPに次ぐ広域FTAとなる。
RCEPでは自動車への輸入関税が続くなど水準が低いが、TPPではより高い市場開放が求められる。
こうした市場開放に対する産業界や農業団体による反発にも向き合っていくことが求められる。

参照:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM121310S1A211C2000000/

背景

今回韓国がTPP加盟に意欲を示したのは、9月の中国と台湾によるTPP加盟申請にある。
アジア地域で進む貿易自由化の流れに取り残されることを恐れ、加盟に向けた議論が韓国国内で加速している。


一方で、中国と台湾のTPP加盟に対しては難しい判断が求められることとなる。
中国の加盟は巨大な市場の拡大を意味することとなる。
マレーシアなど複数の加盟国は、中国加盟に対して前向きな姿勢を見せる。



しかしながら、中国が高水準の基準を満たせるかには疑問がつきまとう。
また、政治的な側面からもシンガポールや脱退した米国は中国の加盟に難色を示す。
そのような要素を勘案した上で、我が国としても難しい判断が求められることになりそうだ。

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