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気分上げたいときは

そんな時に聴くのがこれ。軽い感じがいい。残らないのがいい。さあ今日もいっちょやったるかーって気分にしてくれる

KISS『アサイラム』1985年

4人の顔が色鮮やかにドドーンと現れるもエリックカーの顔が途切れてますよとポールとジーンに物申したかったジャケット

80年代版ポールスタンレーがさく裂するスピードロックは見事な存在感。エリックカーは歌の邪魔ぜずダイナミックなドラミングに自然と体が動く。ブルースキューリックのギターソロは流れるきれいなフレーズもパンチが足りないかな。あれれジーンシモンズさん。らしさは何処へジーンさん。前作アニマライズからこんな感じですね

全曲お気楽でハッピーなロック。キラキラで眩しくて宙にフワフワ浮いていく。終始ニヤけておどけた表情のMVは観てるこっちが照れる。けっして嫌いではないんだけど聴き込むことの少なかったアルバムでした

80'sアイドルのようなKISS

1985年はダークで危険なKISSからハッピーなキラキラKISSへ

このときの自分は意味不明なルールに縛られ理不尽なことに耐えしのぐ。世間知らずの若僧は背伸びしながら息苦しい今日を彷徨い希望ある明日がくると信じ前を向いていた頃でした

時は色を変えるのです。このお気楽でハッピーなサウンドは体のあちらこちらに蓄積した淀んだ黒ずんだものを洗い流し晴れやかな気分にしてくれる。そんな元気になる希望に満ち溢れたキラキラアルバムだったのです

レコード集め直したとき買うつもりのなかったKISS『アサイラム』。これ手に入れるべきだったなと今さらながら思うのでした


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