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【読書感想文】<共働き・共育て>世代の本音/本道敦子・山谷真名・和田みゆき

私は週6〜7でワンオペ育児です。

子どもは2人いますが、やっと小学校高学年になったのでかなり楽になりました。

会社員時代、どうやったら家事と育児と仕事を両立できるのかずっと問い続けてきました。

この本にはその答えがあるのではないかと思い、手に取ってみました。

要約

共働き世帯は増加していますが、妻が非正規雇用という世帯が半数以上にも上ります。

これはキャリア意識が低いのではなく、夫婦とも正規雇用では家庭がまわらないという現実があるからです。

男性サイドに立ってみると、プライベートロスはしたくない、育休がとりづらい、子育ては女性がするものという意識があり、家庭のために仕事を調整することが難しい、などの問題があるようです。

一方で、女性サイドに立ってみると、育休や時短勤務はキャリアロスに繋がるが、家庭と両立しようとするとマミートラックに陥る可能性がある、仕事を犠牲にしなければ子育てはできない、などの問題があるとのことです。

また、企業サイドではまだまだ「子育ては女性がするもの」という社風が根強く、変えていくのが難しいという側面があるようです。

このように、日本ではまだ誰かが何かを犠牲にしなければ共働き・共育ては成立しないという現状があります。

最重要課題は、企業のマネジメント層の意識を改革することなのです。

感想

我が家は共働き世帯です。でも共育てかというとそうではありません。

家事育児分担は私9:夫1くらいだと思っています。

結婚するときに夫の希望で専業主婦になりましたが、夫が転職して収入が激減したので夫の希望で正社員の仕事を探しました。(こう書くと改めて夫選びを間違えたと思ry)

正社員として復職するときに「家事育児を分担する」と言ったのは夫ですが、まぁほとんどやっていません。

3年ほど気力で頑張りましたが、いい加減限界を感じたので在宅でできる仕事を探し、在宅勤務正社員として転職をしました。

当時はコロナ禍の2年ほど前だったので求人数も少なく、やっと見つけた仕事でした。

この頃から夫に期待するのを辞めて、基本的に自分一人で家事と育児をこなすというスタイルになり、うまく回り始めました。

そして現在は独立してフリーランスで活動しているので、さらにスタイルが合っていると感じています。

夫にはもう1ミリも期待していません。頭数にも入れていません。

私が仕事などで家を空けるときに子どもたちを見てもらうくらいです。(年に数回)

本書によると「最重要課題はマネジメント層の意識改革」とのことでした。まさにそれはそうだと思います。

マネジメント層、つまりうちの夫の世代はどこか「家のことは女の仕事」と思っているフシがあるように思います。

育休の取得の難しさも、キャリアロスの危機も、まずは企業の上層部が意識を改革することが必要なのではないでしょうか。

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