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【書評】レバレッジ・リーディング - 本田直之

こちらの本はご存じの方も多いかと思います。

いつもお仕事でお世話になっている方(そして大尊敬している方)のおすすめ本だったので、手に取ってみました。

速読術の本はいくつか読んだことがあり、それでも速読術を身につけられていないので、速読セミナーに行くかどうか迷っているときに思い出したこの本。

ずっと欲しいものリストに入れていたままになっていたのですが、今こそ読むべき!ということで購入。

概要

副題は【100倍の利益を稼ぎ出すビジネス書「多読」のすすめ】です。

「量」はすべてに勝る!と筆者も述べている通り、速読より多読のほうがビジネスにおいて有効なのです。

本は何も一字一句すべて読む必要はありません。
必要な部分を選び取って読めばいいのです。

つまり「目的を持って読む」ということが重要なのです。

速読は理解力には変化がないため、速読術を学んだところでただ「速く読了できる」というだけで、本の内容を理解できるかどうかは別問題。

本を理解するスキルがない人が速読術を身に付けても、何も意味がありません。

レバレッジ・リーディングのポイントは

・良書を選ぶ
・リアル書店とネット書店を使い分ける
・本から学ぶことを決めてから読む
・読む順番も大事
・本に折り目をつける、線を引く、書き込むなどとにかく汚して読み込む
・自分ごとに置き換えて読む
・読みっぱなしにしない
・行動に移せるよう自分に刷り込む

ということです。

速読より多読。
ビジネスにおいては量が勝負なのです。

書評

概要にも記載した通り、これは速読術の方法を教えてくれるものではありません。

ビジネスにおいて重要なのは「多読」。

速読術を身に付けようとしていた私にとっては目からウロコでした。

気になるテーマがあればそのカテゴリの本を厳選して読み、どの本にも書いてあることがそのテーマにおける真髄なのだそうです。

逆に他の本にも書いてないことは、その著者の意見であることが多いとのこと。

とても腑に落ちました。

とはいえ、手当たり次第読めばいいということではありません。
筆者は本の選び方も教えてくれています。

多読と聞いてメルカリでまとめ売り本をポチっていた私は大反省しました。
(それはそれで意味のないことではないのですが)

本は他人の数年分の知識と経験が詰まっているものです。
ブログやSNSで情報が発信できるようになりましたが、本は編集者や出版社のチェックと校正が入っているので、情報に信憑性があります。

ですので、ネットで気になることを検索するのではなく、本から情報を得ることがより一層深い人間になれるとのことなのです。

そして何より、本を読んで実践すると、100倍になって返ってくるということ。
1500円の本は15万円のリターンがある投資なのです。

それを聞いて実践しないという選択肢はないですよね。
(単細胞ですみません笑)

この本の最も推しポイントは「すごくわかりやすい!!!」ということです。

文章が平易でわかりやすいのです。

スッと入ってくるこの感じ、さすが多読によって知識の深い方が書かれているなーと感じます。

ぜひ「多読」という投資をしてみませんか?


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