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猫とネズミ

幾千年の昔、仲良しの猫とネズミがいました。

この二匹は親友で、いつも遊んだりしていました。しかし、ネズミの友達は彼に言いました。

「猫なんかとつるむんじゃあない。あいつはきっとお前が食べごろになるのを待っているだけだ。」

「そんなわけがないだろう。彼は僕をそんな目で見ていない。」

と、ネズミは猫を信じ続けました。

するとある日、ネズミが夜な夜なチーズを食べていると猫は言いました。

「チーズはおいしいかい?」

「もちろん」

「僕にも食べさせておくれ」

「ごめん。もう全部食べちゃった」

「大丈夫さ。だってチーズはまだ君の胃の中に溶けずに残っているじゃあないか」

ぱくっ



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