思考メモVol.2[建築設計か不動産か]

建築学科で1年間勉強して考え始めたことがある。

それはこれから先建築設計一本で生計を立てていくかどうかだ。

建築を学び始める前までは祖父が事務所を立ち上げて地方で成功したことから、設計で家計を支えることはそこまで難しいことではないと甘く見ていた。

しかし、一流建築家の設計事務所の裏側をテレビや本で垣間見てから、設計をやり始めたらそれしかできなくなってしまうのではないかという不安が芽生えた。

コンペに参加するとしたとき、何十時間と設計に力を注いでも審査員が「却下」と言えばその案はパー、水の泡、白紙撤回...もちろん参加した過程で得られた経験は一生モノだけれど、金が得られなかったら趣味の範疇で設計してる人と変わらない...

これから自分に、確固たる設計への情熱が芽生えなかったら本道からはそれたほうが夢の実現に近づくかもしれない。

もちろん設計だけで十分食べていけて充実した人生を送れる人はいるけれど多くはない。

ひもじい思いをしながらも、建築を愛しているがゆえに苦しい生活を迫られている人も多いと思う。

ただ、それは自分の望むことなのか、、本当に何十年も設計事務所で毎日休みなく図面とにらめっこして夢が叶うのか、目標は達成できるのか。

建築設計に魂を売るか、建築以外は全く興味がないオタクになれない限りは設計で裕福な暮らしをするのは困難なのではないか、、、

そこで今うっすらと浮かんできているアイデアが不動産。

金融・投資・ビジネスの視点から建築にアタックするという考えだ。

ただしこれも瀬戸内に邸宅を構えるという夢を叶えるための経済的成功に結びつくかどうかはわからない。

わからないけれども、ただ呆然と大多数の人がぼんやりと目指しているメジャーな目標に便乗するよりかは圧倒的に自分の夢が叶う確率が高くなりそう...

少なくとも、不動産を通して金融と投資の知見を広げておくのは損ではないはず。

むしろ建築に精通している不動産投資家は少ないから、建築から不動産にアタックするするのはいい案かもしれない、、

「まだ薄っぺらくて安易な考えかもしれないけれど、今のところは自分が設計した物件で賃貸を営み、瀬戸内に自邸を設計するための貯蓄、設計スキルの向上を目指そうと考えている。」

(2020/08/09)

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