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WAI WAI Groovin'で喋れなかったこと。その2

メールの視覚障害を持たれた方の話から。

弱視の方ですかね。おそらく微かには見えてて。

自販機でポタージュが飲みたかったけど、ボタンに赤い表示。赤文字は「うりきれ」だよねって。

でもどうしても飲みたかったから、ダメ元で押してみたら、出てきたじゃん。
赤文字は「HOT」の表示でしたよって。

当事者の目線を知ることで初めて「思いやり」が生まれる。だからまずは、知ることから。

そこでね。

障がいを持たれた方が使えるトイレがね。
障がいも一つじゃない。一括りでコレで大丈夫だよねってならない。
良かれと作った広いトイレが、広いが故に誰かは助かって、広いが故にボタン一個が見つからなくて誰かは困る。

広ければ全員がもれなく助かるわけではない。
まずは知ること。

ある女性は、朝起きられない寝坊常習犯の自分を責め続けて生きる。失われる自己肯定感。本当は明朗快活な性格だったのに。
ある時に知る。脳の一部機能の欠損による病気だったってこと。
そこで自分を許して、初めて自分と向き合えることになる。

どっかの会社は「いいよ、出社時間は自由で。その代わり働ける時間でMAXを頂戴ね。」
得したのは会社。優秀な人材を獲得。

最後はトゥレット症のある男性。10秒に一回、奇声を上げてしまう病気。知らなければ怖くて距離を取ってしまう。
彼はUberの配達員。ご飯をお届けに上がる前に一本のメールを入れます。
「私はこういう病気で、こんな症状があります。申し訳ないですが、ご了承ください。その代わり、丁寧に早く、美味しいご飯をお届けします!」
みんな、変な顔ひとつせずに優しい応対をして下さるそうです。

まずは知ること。そんなお話をしたかった。

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