見出し画像

満員電車をなくすにはどうしたらいいか、自分のアタマで考えてみた

朝、ギュウギュウの電車に乗って学校や会社に行っている人はたくさんいるかと思います。

ある研究によると、満員電車から受けるストレスは、戦場へ赴く兵士のストレスとほぼ同じだとか。

そんな状況を毎日、朝晩と体験している人には頭が下がる思いです。

(かくいう私は、満員電車が嫌すぎるので自転車通勤しています)

満員電車に揺られて、会社に着いた頃にはグッタリしている、なんて方もいるのでは無いでしょうか。

これは日本全体の生産性にとっても大問題であり、すぐにでも解決しなければならない問題と認識しています。

そこで自分なりに、どうしたら満員電車がなくなるのか自分の頭を使って考えてみました。


ちきりんさんの『自分のアタマで考えよう』方式で考えてみた

私が尊敬している社会派ブロガー、ちきりんさんが出している書籍で、『自分のアタマで考えよう』という本があります。

 https://www.amazon.co.jp/dp/B0081WMC6O/ref=cm_sw_em_r_mt_dp_U_BkY1Eb0CR70BN

この本の中で、ある問題に対する解決策を考える方法として、できるだけ漏れのないように考える方法が紹介されていました。

そこで、その方法を使って今回は考えてみたいと思います。


満員電車をなくすには?

スクリーンショット 2020-06-03 12.57.35

自分のアタマで考えてみた結果が、上の表になります

正直まだまだ考える余地はあるかと思いますので、もし抜け漏れなどありましたら教えていただけると幸いです

まず、根本的な解決法としては3つ挙げました

①電車に乗る総数を減らす

 そもそも電車に乗る総人数を減らしてしまえばいいのでは、というアプローチです。乗る人数が減ってしまえば、満員になることがありません。

②車両当たりの乗車数を減らす

 2つめは、車両当たりの乗車数を減らすという方法です。現状では全ての電車が満員になっている訳ではありません。そこで現在満員になっている車両の乗車数を減らして、余裕のある車両に分散させるという考え方です。

要するに、ラッシュ時の乗車数を緩和させようという考え方です。

③電車の収容人数を増やす

 3つめは、乗車数自体はそのままにして、電車そのものの収容者数を増やそう、という考え方です。一番力技な感じがする対策ですね。


さて、それぞれの方法を具体的な案に落とし込んでいきます。

 ①電車に乗る総数を減らすについて、電車に乗っている人の多くは通勤や通学を目的としているので、通勤、通学自体を減らしてしまうのが良いかと思います。

 具体的には、リモートワークやリモート授業を普及させて、通勤、通学そのものを無くしてしまいます。この対策は現在の状況では一部で推進されていますが、リモート化の流れがもっと普及することで実現可能になると思います。

 次に、電車以外の移動手段をもっと充実させる方法です。Uber のような個人タクシーを普及させることで、タクシーがより安価になり、それならタクシーを使おうと思う人を増やすことができます。

 いやいや、そんなことしたら今度は道が渋滞するじゃ無いか、という意見もありそうですが、バスのような複数人がある地点からある地点へ乗り合わせるようなものを作るとある程度緩和されるかと思います。

さらに今後自動運転技術が発達すれば、渋滞の問題は解消されるでしょう。

 さて次に②車両当たりの乗車数を減らす、についてです。

 ラッシュ時の人数を減らすためには、みんなが同じ時間に移動することを避けねばなりません。そこで通勤・通学時間をずらす必要が出てきます。

 つまりある会社は朝一から始業したり、またある会社は昼から始業させるようにします。学校も始業時間を同一エリア内でずらすことで、通学時間がかぶらないようにします。

 もちろんこの対策にも問題があって、他社との交渉などはどうするのか、という問題があります。それについては出勤せずともリモートで交渉するようにするか、全社でコアタイムを設けて、他社との交渉はコアタイム中に行う、などして対応する必要が出てきます。

 また、ホリエモンこと堀江さんが、ラッシュ時には料金を高くして集中を避けるよう提言しています。確かにラッシュ時の料金が高くなれば、その時間の出社を避けようとする企業も多く出てくると思います。

このような人間の行動動機を作る提案は、さすがホリエモンと思います。

 さて最後は、③電車の収容人数を増やすです。

 これには2つの方法が考えられて、1つは電車そのものの収容人数を大きくすること。もう1つは電車を増便することです。

 電車そのものの収容人数を大きくする具体案としては、現東京都知事の小池さんが電車を2階建てにする計画を提案していたようです。4年前に提言していたようですが、ご存知の通り何も手がつけられていません‥

 コスト面から考えても、着手するのが難しいのかと思われます。

 もう一つの電車を増便する方法については、今もギリギリの便で各社運行されているかと思います。これ以上便を増やすには、安全性の基準を下げる必要が出てくるでしょう。便利性と安全性はまさにトレードオフの関係にあると思います。


ソフトによる変革かハードによる変革か

 以上の対策方法をみてきました。満員電車をなくす、という目的にとって、手段は色々と考えることができます。手段をもれなく考えることができたら、次はそれぞれの費用と効果の検討をする必要があります。

 例えばホリエモンが提言しているラッシュ時の料金を増やす方法。これはほとんどの人がタッチ式のカードなどで料金を支払っているので、すぐにでも対応が可能です。ただ磁気の定期や切符は廃止することになるでしょう。

 小池知事が提言していた電車2階建て計画はどうでしょうか。電車を再開発して製造しなければならず、線路なども一部工事が必要になるでしょう。耐久性などの問題もあります。さらに実際に運行するまでのリードタイムがとてつもなく長いです。コストも高く、時間もかかるためあまりいい方法とは思えません。

 この2つの対策を比較してみると、ソフトウェアによる対策をするのか、ハードウェアによる対策を取るのかという対比になっているかと思います。

 日本は高度成長期より、ハードの開発によって発展してきました。しかし現在、世界を変革しているのはソフトによるテクノロジーです。

 何によって改革を進めるか、というのがオールドタイプとニュータイプではっきりと意見が分かれているように思います。

 私個人としましては、できることから改革を進めていけば良いのでは無いかと思います。実現可能なところとしては、リモートの推進、時差による出勤や通学の推進。この辺りの流れが加速していければと期待しています。

以上、読んでいただいてありがとうございました。

とみた

 


  

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?