テーブルチェックnote

テーブルチェック×インフォマートセミナーレポート

株式会社テーブルチェックと株式会社インフォマートのセミナーレポートを共有致します!

・第1章【ネット予約から利益を最大化する方法】(株式会社テーブルチェック)
・第2章【繁盛店に共通する経営ノウハウ】(株式会社インフォマート)
・総まとめ

第1章【ネット予約から利益を最大化する方法】(株式会社テーブルチェック:代表取締役CEO・谷口優)

近年、日本では人口減少と共に高齢化が進んでいます。また、食事についても中食が増加し、日本人の外食支出全体も落ち込んでいます。その一方で外国人観光客増加と共に外国人飲食支出割合が年々増加しています。
外国人観光客が日本を訪れる際に期待していることの上位3つが①日本食を食べること②ショッピング③観光、と日本食への期待が大きいことが分かります(※国土交通省観光庁「訪日外国人の消費動向2018年次報告書より)。

外国人観光客

このことから、日本人だけでは外食市場は縮小傾向にあるが、海外への情報発信と共にインバウンド対策が重要になることが分かります。

しかし「インバウンド対策」と一口に言っても何をすれば良いかわからないという方が多いと思います。まずは訪日観光客が来店までに感じるハードルから、対策を打ち出すべきです。

外国人観光客 迷子

主に訪日客が課題に感じているのは「情報収集する際に英語表記じゃない」「電話予約のみだと予約がしづらい」「外国語メニューがなく、メニュー内容が不明」「キャッシュレスではない」ことが課題として挙げられます。

上記課題を解決するために取り組むこととしては①英語(多言語)で情報発信②予約のネット化&多言語対応③英語メニュー、サービス④キャンセル対策です。

予約席

上記課題を解決するためにテーブルチェックが考案したのがInsight(インサイト)というサービスです。

Insightによって、飲食店の「予約チャネルコントロール」「売上・来客予測」が可能になり、将来的に、来店客の顧客価値を可視化する「カスタマースコア」を実装していきます。
①予約チャネルコントロール
あらゆるデータを可視化することにより、予約チャネルごとの費用対効果の把握が可能になります。例えば、どの予約チャネルから入ってきたお客様がもっとも顧客生涯価値(LTV)が高いのか、つまり、リピーターになってくれるのか。リピーターなのにグルメサイト経由予約であれば、オウンドメディア予約に誘導して販促コストを圧縮できないか、などの現状把握と施策立案が可能になります。
また、「食事」「サービス」「雰囲気」「コスパ」などのポイントで顧客満足度を可視化できるアンケート機能も実装しています。
②売上・来客予測
過去の予約データをもとに、マシンラーニングによる将来予測機能も実装しています。売上や来客数などを予測することで、プロモーションやスタッフィング、在庫などを、事前に最適化することが出来るようになります。
③カスタマースコア
飲食店が来店客をスコアリングし、可視化した顧客価値をスコアによって企業間を越えて共有する仕組みです。
例えば、無断キャンセルが多いユーザーに対しては、予約時にクレジットカード情報入力を必須にするなど、予約時にハードルを高めたり、逆に、好スコアの優良顧客に対しては、優先予約や割引などの様々な優待を提案し、集客につなげることが可能になります。

レストラン 常連

まとめ
上記3点の機能を駆使することで、広告媒体の曖昧なターゲティングや不特定多数への訴求ではなく、将来的に、自店舗にあったユーザーだけに、最適なアプローチが可能になります。
この「カスタマースコア」機能は2020年中のローンチを目指して、開発中です。現状のInsightでは、「データの可視化」と「将来予測」による、ヒト・モノ・コト・トキの最適化が可能です。
ご関心のある方はぜひテーブルチェックまでお問い合わせください。
support@tablesolution.com

・第2章【繁盛店に共通する経営ノウハウ】(株式会社インフォマート:マーケット開発室・吉澤健)

インフォマートの会員データから、繁盛店に共通する経営ノウハウをご紹介頂きました!共通する点としては3点あるとのことです!

発注時間の図

①発注の簡素化
飲食店では深夜帯や閉店間際に発注をすることが多いです。FAXや電話の発注のままだと「FAX送信が終わるまで帰れない……」「発注に時間がかかって終電に間に合うかわからない……」ということが多々あります。深夜帯の人件費もばかになりません。この時間を出来るだけ短くするためにシステム化をし、発注業務自体を効率化することがカギとのことです。人が携わらず、「自動発注」をしている企業もいます。

②データ連携
仕入の数字だけでなく、売上や勤怠のデータと連携させ、日次でFLコストを算出することで現場の日々の勝ち負けを把握している企業が多いです。いわゆる「どんぶり勘定」を行わず、正確に店舗の数字を把握することが繁盛店の要素とも言えます。

キッチン 画像

③棚卸
特に重要視されていたのが棚卸です。しっかり棚卸を行うことで正確な利益(売上総利益)を把握している企業が繁盛店に多かったです。小・中・大で企業をグループ分けすると、棚卸をしている企業は中規模企業は小規模企業の約2倍、大規模企業は約3倍と店舗数が多い企業ほど棚卸を行っていることが分かりました。また、店舗規模が大きいほど棚卸高は低い数字になるとのことです。この意味としては、「如何に無駄なく発注が出来ているか・無駄な在庫をもっていないか」に繋がっています。適正発注を行うことが繁盛店になる要素の1つと言えます。

まとめ
繁盛店になる要素としては、如何に発注を簡素化するか、如何に日次損益を把握できるか、如何に棚卸をしているか、となりました!

レストラン 店頭

総まとめ

予約データを活用しての利益創出、繁盛店のノウハウを紹介させていただきました!上記2つから読み取れることは、「データとして履歴を残し、次に繋げられるか」「自分たちの業務を如何に効率化し、無駄なコストを抑えることが出来るか」だと思います。「とりあえず今日は来店客が多い」「とりあえずこのぐらい発注しておこう」等とならないようすることが大切です!

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