音ってやっぱり大事な要素なんだなと

Dolby Cinema(ドルビーシネマ)という映画上映のフォーマットがある。

DOLBY CINEMA|松竹マルチプレックスシアターズwww.smt-cinema.com

大ざっぱに言えば、すっごい綺麗な映像(Dolby Vision)とすっごい迫力の音(Dolby Atmos)が楽しめるスクリーンということ。
関東では、MOVIXさいたま新都心に最初に導入されたらしい。
僕も何度か観に行ってるが、映像の美しさはハンパない。
上映前のデモ画像でもさんざん強調していたが、黒の表現が鮮やかというか深みがあるというか。
個人的にはIMAXより上質だと思う。

さらには音も凄まじい。
「ワンダーウーマン」を観てきたのだけれど、戦場の射撃音とか爆撃音に何度かビクッとさせられた。
音が太くて厚いという感じ。

Dolby Atmosについては、TOHOシネマズ日本橋なんかにも導入されているんだけど、正直すごい!って思ったことはないんだよね(悪いとも思わないけど)。
チューニングとか反響の具合とかが微妙に違ったりするだろうから、それが僕の好みと合わないだけなのかもしれない。

「ワンダーウーマン」を劇場で観るのは2回目だけど、やっぱり良かった。
ダイアナが凄まじい銃撃を盾で必死に凌いでいるシーンは、ジェンダー的に「激しい批難にさらされている女性」を象徴しているよう。
そのダイアナを男性のチームが全力でサポートし、戦場のまっただ中にある村を解放するのが、中盤の見せ場になる。
町山智浩さんの映画解説で触れられていたけど、教会=権力の象徴であり、その権力を破壊するのが、男性チームの尽力によって空を舞ったダイアナという女性。
このあとに作られる「キャプテン・マーベル」は、こうしたガールズ エンパワーメントがさらに鮮明になっているけれど、それはやはり「ワンダーウーマン」の商業的成功が後押しになっているんじゃないかと思う。

タイトルとずいぶん掛け離れた展開になってしまったけど、音に驚かされたのは事実なので、まあよしとしよう。

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