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ベトナムのコングロマリット系企業、Vingroupの創設者について

ビングループというベトナムのコングロマリット系の企業の創設者を紹介します。

ファン・ニャット・ヴオンという方が創始者です。

ヴオン氏はベトナムで最も裕福な国民として、Forbesの億万長者番付にて取り上げられたことがあります。

ヴオン氏は、ベトナム生まれですが、専門の地質学研究の関係でロシアに滞在していたことがあります。ベトナムがロシアと連携関係があったことは、昔社会主義国家でありつつも、同じ社会主義国家である中国との対立関係を深めていた同士、関係を深めていたことと無関係ではないような気がします。

その後ウクライナに移住しました。
1993年、ウクライナで、インスタントラーメン関係の事業を始めて、
その結果ウクライナ大手のインスタントラーメン関係の料理会社へと成長しました。
2009年にはネスレにこの会社を1億5000万ドルほど(記事投稿時点で2000億円相当)で売却しました。

一方、2000年ごろにはベトナムに戻り、現地にてビジネスを始めていたようです。
はじめは2003年にホテル事業を開き、その次の年にはハノイにタワーを建設しました。
記事投稿時点で、このタワーは2つあり、1つはベトナム最大手の銀行の本社、もう一つはショッピングセンターとして機能しているようです。
このショッピングセンターはVINCOMという名前で、2007年にはこのショッピンセンターを公開(おそらく上場のことかと思われる)、さらにはホテル事業などもグループ企業に入り、同年Vingroupという今のグループ会社設立に至りました。

今では
EV駆動の四輪駆動車・バイク・バス・バッテリー
スマホ
大学
不動産
医薬品
人工知能
コンビニ
など
非常に多岐にわたる資本を形成し、ベトナム経済に非常に大きな影響を与えているようです。

また、予定では、EV駆動の自動車メーカー「Vinfast」をアメリカに上場予定のようで、その点にも注目しています。

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