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優しい世界〜あつまれどうぶつの森〜

2020年、間違い無く【買ってよかったものトップ3】にランクインするであろう、『あつまれどうぶつの森』。完全に虜になっている。


2020年3月、緊急事態宣言が出る少し前に発売された。今回のどうぶつの森は、テーマがDIY。DIYにはレシピがあり、大半は海を渡ってメッセージボトルとして流れてくる。レシピを覚えると、次に材料が必要となる。材料を集めるために、自分の島の木をオノで叩いて木材を集めたり、石を叩いて鉄鉱石を採掘したりする。自分の島に飾るものから住民が引っ越してくるための家具作りまで、イチから自分で揃えていくのが一つの魅力である。


また、“住民厳選“なるものが存在している。初めのうちは、勝手にどうぶつが自分の島に引っ越ししてくるが、定員に達すると、定期的に「島を出ていこうかな」と悩み始める。どうぶつの背中を押すと引越し準備を始めて、引っ越し後新たな住民が引っ越しをしてくる。

気に入らない住民がいると、網でわざと叩いて怒らせたりして好感度を下げる方法もあるらしい。好感度が下がると、引っ越しを悩みやすくなるような噂も。ゲームの中であろうと、繊細で現代チックな部分もあり、時々ハッとする。


加えて、自分で自由にデザインが作れる“マイデザイン“も存在しており、ニンテンドーオンラインの会員になると、人が作ったデザインをネット上からダウンロードすることが出来る。これがまた凄い。twitter等でマイデザインを配布している人たちのデザインを覗きにいくと、大変クオリティが高い。例えば、「レンガの道」のマイデザインを一つ探してみても、色合いがどうだとか、レンガの幅がどうだとか、影が付いていて立体的に見えるだとか、とにかくキリが無い。(実際自分も気に入ったマイデザインを見つけて道を埋めてみたけれど、どんどん新しいマイデザインが出るもんだから、ダウンロードし直してまた消して...と繰り返している。)特に、こだわりが強い人にとってはもはやゴールが無いと思う。


最近発表されたアップデートでは、世の中の誰かが作った島へ「夢をみる」想定で遊びに行けることが出来るようになった。話題の島は、twitterでも3万RT近いいいねがついている。これからもアップデートは予定されているだろうし、1年丸々楽しめるゲームだ。


コロナ禍の中でなかなか遠出ができなかったり、イベントが中止になる中、どうぶつの森の中では自然を満喫できたり、夏には花火が見れたり出来る。島に住むどうぶつも、道を工事したら「ありがとう」と言ってくれるし、案内所のしずえさんは、一週間が終わると「今週もお疲れ様でした」と優しい言葉をくれる。

優しい世界が広がっている。実際購入して、幸福度はかなり上がった気がしている。


「ちょっと仕事に疲れたな」「世の中に疲れてきたな」と思ったら、是非購入を勧めたい。

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