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感銘を受けたお花屋さん

私が心から”またいきたい”と思うお店の共通点は、
心地いい接客を受けれられる場所であるということだ。
カフェにしろ、レストランにしろ、ホテルにしろ、美容院にしろ、
いつだって私がまた訪れる一番の理由になるのは「人」である。

どんなにいい空間でも、接客が自分にとって心地いいものでないと
自分の時間お金を割いてわざわざ足を運んだりはしない。

お花屋さんも同じ。

私は自粛期間を通してお花が大好きになった。
先日、ずっといきたいと思っていたお花屋さんに伺った。
インスタのフォロワーは40k以上いる超人気店。
それでもオーナーの女性が1人でお店を運営されている。

店頭販売のみでなく、
花束の予約・配送・アパレルショップ等での出張花屋さん
など幅広く行っていてお店は不定休。
それでも丁寧にスケジュールをインスタでお知らせしてくれる。

インスタ に掲載されるお花たちを見るたび本当にドキドキする。
私が今まで出会ったお花屋さんの中でもダントツに魅力を感じた。

今まで、花束はやはりボリュームがあればあるほど素敵であると思っていた。
しかし、このお花屋さんに出会ってからその概念は一気に覆された。
お店に並ぶ個性的なお花を数本まとめるだけで、メチャクチャに可愛い

お花の長さもバラバラにすることで更に特徴的で他にはない花束が出来上がる。
なんなら、飾るときは一輪挿しにして飾るとメチャクチャ、クチャ、に可愛い。

花1本1本が主役級の顔ぶれだからだ。

お店に着くと、ここか〜〜とワクワク、ドキドキ。
綺麗なガラス張りの店頭から美しいお花が外からも見える。
緊張しながら、ガラス戸を開けて中に入った。

お店に入ると、店主の女性は忙しそうに書き物をされていた。
「こんにちは、お店は初めてですか?」
と声をかけてくださり、店内の説明をしてくれた。

とても忙しそうでありながらも、落ち着いた口調でお話をしてくださりなんだかホッとした。一言一言がとっても丁寧で、気持ちが伝わってきた。

書き物をしながらも、お花について説明をしてくださったのだが、
本当にお花のことをよくわかっているんだろうなあというのが伝わってきた。

お花屋さんってピンキリで、買ったお花がすぐダメになってしまって悲しかった経験を何度かしたことがある。そのお話をチラッとした際、こんな返答が返ってきた。

「私は小心者なので、日持ちがしないお花はその旨をお客様にしっかりお伝えします。とはいえ日持ちがしなくても、素敵なお花はあるのでお客様に合わせてご案内します」という言葉。

嘘をつかず、まっすぐ誠実に商売をされているのだと感じた。
それもそのはず、お店のお花は全てキラキラと輝きを放っていた。
お花に「愛」を持って接しているのだろうなと、そう勝手に感じた。

お花を購入する際も、自分が家にどんな花瓶を持っているのかを聞いてくださり、
それに合わせてお花選びを手伝ってくれる。
後ろにお客さんが待っていても、その対応は全く変わらず、丁寧であった。

当たり前のことのようだが、私はその接客に感銘を受けた。
また絶対、彼女が選ぶお花たちに会いにきたいとそう強く思った。

家についてからもお花たちはピカピカ、キラキラしていて今も私の部屋で
すごくポジティブなエネルギーを放っている。

お花を部屋に置くだけで、部屋を綺麗にしようと思う。

毎日お水を変えて、お花が部屋にある時間を楽しむ。

このちょっとの幸せは、今の私のものすごく大きな活力で欠かせないものだ。

ちょっとした幸せがもたらすエネルギーに気づけたのは2020の一番の収穫と言ってもいいかもしれない。嫌なことばかり、だけでもなかったのかも。

美しいお花たちに見合う女性になるぞ、2021。

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