抗がん剤治療38日目

ほぼ平熱。

キャンプファイヤー状態になってた手のひらが大分落ち着いて、痛みもかなり引いた。
ただ日中ずっとゴム手袋を付けて生活をしていたので、皮膚がふやけてしまったのか腫れていた部分が真っ白になってた。ハリポタのヴォルデモートみたいな色の手してて、看護師さんとネタにした。

因みに、今ステロイドの塗り薬として「デルモベート」と「アンテベート」っていう種類を使ってるんやけど、ヴォルデモートと名前が似すぎてて、「ヴェルデモート」やら「デルモデート」とか言い間違いを連発してしまった。

いやでも、死の秘宝でヴォルデモートが最初に登場するシーンで、テロップで「デルモベート」って表示されても違和感なくない?ほとんどの人は見過ごしてしまう気がする。それくらい語呂が合ってる。

そういえば、ステロイド治療を開始してから肝臓の数値(ALT、AST)に異常が出てきたので、 強力ネオミノファーゲンシー(通称強ミノ)っていう肝臓の機能を改善する薬を使い始めたら(投与量忘れた)、スルスルと正常値に戻ってきてる。この薬すごい。

寛解導入療法の時、薬のアレルギー反応をステロイドで治療してる時も肝臓の数値が異常だった時期があったけど、さっきの薬でいつの間にか元に戻ってた。

ちょっと怖いと思ったのは、多少肝臓の数値に異常が出たところで、自覚症状が全く出てこないっていうこと。昨日とかむしろちょっと調子が良いと思っていた。

因みに、一時退院中にちょっと暴飲暴食(焼肉めっちゃ食べた)して再入院の時に血液検査したら、肝臓の数値に異常が出てて「あ、こんなんで数値上がるんや。こわっ。」てなった。まあ暴飲暴食だけが原因かどうかは分からんけど。(先生にはやんわり暴飲暴食かもね、て言われた)

きっと、生活習慣病って気づかないうちに特定の臓器に負担をかけ続ける生活を送って、健康診断とか人間ドックで「ちょっとまずいですね~」ってなったり、それを受けない人だと何かしらの自覚症状が出た時に病院に行って発覚して「まずいですね~」ってなって、それも放置すると「・・・」な事態に発展するのかな~って思った。

そして何より一番怖いなと思ったのは、白血病含め少し重い病気になった時、生活習慣病を合併してると治るチャンスが潰れる可能性があるということ。

薬を使う上で副作用っていうのは避けることができなくて、その病気に対して強力な効果を発揮する代わりに腎臓や心臓、肝臓に負担をかけてしまう薬もたくさんある訳で。

生活習慣病で肝臓の機能が若干弱ってる状態で、病気を治すためにやむを得ず肝臓に負担をかける薬を使うと、肝臓の機能がさらに低下して、中には治療を中止しなければいけなくなる可能性も出てくる訳で。

けどそれって結局、自分の今までの生活習慣が自分が生き残る道を閉ざしてしまった、と意味づけされてしまう。絶対悔しいし、辛いと思う。

最初めっちゃしょうもない話してたのに、後半になってめちゃくちゃ重い話になってる。笑

まあ、自分の人生なんやから自分がやりたいように生きるのが一番いいか!

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