【毎月更新!】5月権利確定銘柄!
*投資は自己責任・自己判断でお願いします。こちらの記事は売買を促す物ではないので、参考までにとどめていただきますよう、お願いします。
【はじめに】
今回の記事では、5月権利確定銘柄!をテーマに話を進めていきます。
まだ4月半ばなのに、もう5月の銘柄?と思われるかもしれませんが、早い時期から銘柄選定を進めておき、スムーズにエントリーできることは投資家さんにとって重要になってきます。
そこで5月権利確定銘柄を、直近のニュース・配当・優待・チャートの傾向、などから分析し、プラスアルファ11月権利確定銘柄で、保有期間半年以上で、権利の発生する銘柄もありますから、それら両方を見ていき一緒に投資チャンスを探りましょう!
目次
1. 日程を確認しよう
2. なぜ1ヶ月半前から銘柄選定するのか
3. 5月権利確定銘柄
4. 11月権利銘柄だが保有期間半年以上で優待のもらえる銘柄
5. さいごに
6. 補足
【日程を確認しよう】
まずは5月のカレンダーを基に権利付最終売買日、権利落ち日、権利確定日を確認していきましょう!
今年は5月29日が権利付最終売買日、30日が権利落ち日、31日が権利確定日となっております。5月権利の銘柄は29日までに買っておくことで、配当・優待の権利が受けられますので、まずはそこを押さえておきましょう。
*権利付最終売買日、権利落ち日、権利確定日のことが分からない方のために、最後に補足として、用語解説を載せておきますので、そちらも参考にしてみてください。
【なぜ1ヶ月半前から銘柄選定するのか】
次になぜ1ヶ月半も前から銘柄選定をするのか、ということですが、これは株価の流れを見ていけば分かります。
みなさんは配当や優待を狙って個別銘柄に投資する際は、どれくらい前からその銘柄を買いますか?中には直前になってから、という方もいらっしゃるでしょうし、中長期で以前からずっと持っている、という方もお見えになると思います。
ただ大体みなさん権利付最終売買日の1ヶ月前から銘柄選定を始め、そこから投資し、権利付最終売買日に向かって株価が上昇していく傾向にあるのが大まかな流れになります。
しかし権利付最終売買日の1ヶ月前になって銘柄選定をして時間を掛けすぎると、他の投資家の配当優待狙いの買いが先に入ってしまい、安値で拾えない可能性が出てくるわけです。
なので1ヶ月半前あたりから銘柄を選んでおき、安値があれば先に保有しておいて、配当優待狙いの買いの値上がりで含み益の状態にしつつ、もし権利落ちで下落したとしても、余裕を持たせておけるので、この時期から戦略的に動くことが、個人的に良いと思います。
【5月権利銘柄】
タマホーム(1419)
<株主優待>
優待は100株以上の保有で、5月・11月にそれぞれ500円分のQUOカード、となっています。株式の保有期間によってもQUOカードの金額が変わり、3年未満であれば500円分、3年以上であれば1000円分になります。
<配当>
2023年1月
5月の期末に1株あたり170円配当の予想となっております。タマホームは創業から25周年と言うことで、1株あたり135円の普通配当に加え、1株あたり35円の「記念配当」の実施も決定しました。
2023年4月10日
23年5月期の連結業績予想について、業績の上方修正とあわせて、期末一括配当を記念配当含む170円から、普通配当170円としました。
一時的な記念配当ではなく、継続性のある普通配当への変更で、株主への還元を図るということで、来期以降も期待が持てる内容となっています。
タマホームは2017年5月以降、連続増配を続けていて、2023年5月期の配当予想「1株あたり170円」が予想通りに実施されれば、「7期連続増配」となります。
<決算情報>
決算情報について、株たんの2023年04月10日の決算速報から引用しました。
タマホーム <1419> [東証P] が4月10日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比4.1%増の79.2億円に伸びた。
併せて、通期の同利益を従来予想の135億円→137億円(前期は123億円)に1.5%上方修正し、増益率が9.3%増→11.0%増に拡大し、従来の5期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
<チャート>
タマホームは過去10年間、チャートを振り返ってみても今の水準は最高値圏にあるといえますが、業績も順調に推移し、配当も記念配当から継続的にする意味も込めて普通配当にするなど、優良な銘柄といえるでしょう。
アスクル(2678)
*アスクルは権利付最終日が5/17のため、権利取りの方は、それまでに保有するようにしましょう!
<株主優待>
優待は、100株以上保有で、アスクルの運営する通販サイト「LOHACO」で使える、2,000円分(500円×4枚)割引クーポンになります。5月・11月の年2回、権利が得られます。
<配当>
5月に1株あたり16円、11月に1株あたり16円の、計32円配当の予想となっております。
<決算情報>
アスクル <2678> [東証P] が3月15日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比3.5%減の102億円に減り、通期計画の143億円に対する進捗率は71.8%となり、5年平均の73.5%とほぼ同水準だった。
みんかぶ より引用
<チャート>
アスクルは去年9月下旬の決算が悪く、9/16 1850円あたりから10/13 1450円あたりまで大幅に下落したものの、その後業績は持ち直し、株価も2023/04/18現在は去年9月の下落前の水準まで回復してきています。
またチャート的には5日線とボリンジャーバンド+2σに挟まれる形となっており、さらに上昇も見込めるチャート形になっていると思います。
大黒天物産(2791)
<株主優待>
大黒天物産の優待がユニークなので取り上げました。株主優待は、産地直送の果物(2,000円相当)100株の保有でもらえます。岡山を中心に展開しているので、岡山の名産品である「ぶどう」が送られてくることが多いようです。
<配当>
配当は5月のみで、1株あたり29円予想となっております。
<決算情報>
大黒天物産 <2791> [東証P] が4月13日大引け後(15:00)に決算を発表。23年5月期第3四半期累計(22年6月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比52.2%減の30.4億円に大きく落ち込み、通期計画の42.2億円に対する進捗率は72.1%となり、5年平均の71.9%とほぼ同水準だった。
みんかぶ より引用
<チャート>
大黒天物産も4/13の決算が発表され、連結経常利益が大きく落ち込むという内容だった物の、そこから上昇しており、悪材料出尽くしの動きになるかどうかに注目しています。
もともと株価も10年以上の長期スパンで見ても堅調に上昇し続けており、2021年には8000円を超える場面もあったが、現在は5000円程度に落ち着いているといえると思います。
【11月権利銘柄だが保有期間半年以上で優待のもらえる銘柄】
キューピー(2809)
※半年以上継続保有とは?
11月末日時点の自社株主名簿に記載されており、100株以上を半年以上継続保有されている場合となります。5月末日と11月末日の株主名簿に連続2回以上、同一株主番号で記載されていることが条件です。
<株主優待>
自社グループ商品の詰め合わせが優待になっています。保有から3年未満の方で、100株の方は1000円分、500株以上の方は3000円分の自社商品となります。
また3年以上保有の方は、100株の方で1500円相当、500株以上の方で5000円分相当の自社製品となります。
<配当>
配当は去年11月に27円配当、今年5月は23円の配当予想となっております。
<決算情報>
キユーピー <2809> [東証P] が4月6日大引け後(15:00)に決算を発表。23年11月期第1四半期(22年12月-23年2月)の連結経常利益は前年同期比73.2%減の19.1億円に大きく落ち込んだ。
併せて、通期の同利益を従来予想の230億円→158億円(前期は272億円)に31.3%下方修正し、減益率が15.6%減→42.0%減に拡大する見通しとなった。
直近3ヵ月の実績である12-2月期(1Q)の売上営業利益率は前年同期の6.7%→1.5%に急悪化した。
株たん より引用
<チャート>
ここ数年の5月末、11月末あたりのチャートを確認すると、5月はそうでもないですが、11月の権利付最終日後に、大きく下落する傾向が見られます。
おそらく優待が11月末にのみ発生する関係だと思いますが、そう考えると半年後の優待と、5月に買うとあまり下落しにくい特徴をいかして、今のうちから仕込んでおくのも手だと思います。
【さいごに】
5月権利確定銘柄!というテーマで話を進めてきましたが、いかがでしたでしょうか?
個人的には、最初に取り上げたタマホームが魅力的だなと感じております。業績もよく、配当も5月一括でとれると言うことで、権利付最終日までに安値を狙っていきたいなと思います。
また、キューピーも証券会社勤務時代に、株主優待狙いのお客様からよくお声のかかる銘柄でしたが、半年以上継続保有という条件付きですので、「早めに声を掛けてくれ」といわれることが多かったです。そういう経緯で今回は取り上げました。
ピックアップさせていただいた4銘柄についての売買判断は皆さんの自己責任・自己判断でお願いいたします。この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
【補足】
権利付最終日とは?
権利付最終日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる最終売買日(権利付最終日)を指します。配当金や株主優待を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。そのためには、権利確定日を含む3営業日前(権利付最終日)までに株式を購入しなければなりません。
権利落ち日とは?
権利落ち日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる最終売買日(権利付最終日)の翌営業日を指します。配当金や株主優待を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。そのためには、権利確定日の2営業日前の権利付最終日までに株式を購入しなければなりません。
権利確定日とは?
権利確定日とは、株主がその銘柄を保有することで株主権利を得ることができる確定日を指します。配当金や株主優待を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に記載されている必要があります。そのためには、権利確定日の2営業日前の権利付最終日までに株式を購入しなければなりません。
SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集より引用
参考資料
楽しい株主優待&配当
https://www.kabuyutai.com/
<タマホーム>
2023年1月17日公開(2023年1月17日更新)
ザイ・オンライン編集部
https://diamond.jp/zai/articles/-/1011309
株たん 決算速報
https://kabutan.jp/news/?b=k202304100013
株主優待
https://www.kabuyutai.com/kobetu/tamahome.html
<アスクル>
優待について
https://www.askul.co.jp/kaisya/ir/stock/agent.html
決算情報
https://minkabu.jp/stock/2678/settlement
<大黒天物産>
優待について
https://www.kabuyutai.com/kobetu/e-dkt.html
決算情報
https://minkabu.jp/stock/2791/news/3571882
<キューピー>
優待について
https://www.kabuyutai.com/kobetu/kewpie.html
決算情報
https://kabutan.jp/stock/news?code=2809&b=k202304060003
SMBC日興証券 初めてでもわかりやすい用語集
権利付最終日
https://www.smbcnikko.co.jp/terms/japan/ke/J0406.html
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