既知の横展開と本質

阿部広太郎さんが企画している「言葉の企画」という講座の第2回目に参加させて頂きました。今回は、参加したことによる学びと感じたことについて書きました。


学んだことは、「既知の横展開」という考え方である。自分が当たり前のことでも、違うところに持っていけば未知のことであり、企画に活かせば面白くなる可能性があるということである。ここで強く感じたことは、世の中はありとあらゆる企画(企て)に溢れているため、そこから学べることも多いのではないかということである。例えば、電車内での広告や、街頭でのビラ配りを見た時に、どのような内容で、なぜそこで広告する必要があるかを考える。営利企業が行っているため、必ず理由、戦略が存在しているはずであり、その内容を正確に理解できれば、他の人が当たり前だと思っていることを、自分でも活かすことができるのではないかということである。目の前で起きている事象を把握し、自分の考える企画(企て)に応用することで、面白くなると考える。


ここで、注意すべき点は物事の本質を理解すべきということである。「既知の横展開」を単純な成功事例の水平展開として捉えてしまうと、成功する可能性が下がってしまうだろう。特に自分が深く知らない業界こそ、注意したい。本講座の中で、別の受講生が考えたアパレル業界の知識を活用した企画を拝見させていただいたが、私はアパレル業界に無知のため、同じような企画を思いつかないだろうし、内容をすぐには、深く理解できなかった。うわべだけを理解し、単純な手法をマネするのではなく、因果関係を含めた本質を理解した上で、柔軟に活用することが重要であると考える。


普段の生活の中で、本質を理解し、柔軟に活用する思考を幾度となく繰り返すことで、自身の企画の品質を高めることにつながるだろう。さぁ企画しよう。

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